「車に乗った瞬間、リアガラスが粉々に。どう考えてもお隣が悪い」（群馬県・40代女性）
草刈りにまつわるトラブルは、案外多い。群馬県のGさん（40代女性・主婦）も、災難に見舞われた1人だ。
お隣は草伸びる空き地
実家の所有していた空き地に、数年前家を建てました。
近所は住宅地の多いエリアなのですが、私の住む一帯は空き地が比較的多く、我が家と隣接するいくつかの区画もそうです。しかし空き地とはいえ、辺りは「ここを代々受け継いできた」という人が多く、それだけに境界など土地をめぐる問題にはかなり敏感。親の代からの付き合いではあるのですが、一方でシビアな緊張関係でもあります。
さて、空き地となっている区画は、春夏ともなると生い茂る雑草で一杯になります。所有者の方はこの季節になると、耕運機で土地をかき混ぜていくのですが、その際の「事前通告」は一切なし。耕運機って、使うとかなり土ぼこりが舞うので、洗濯物を干しているときや車を置いているときには勘弁してほしいのですが、まったくお構いなしです。
一方、我が家の除草はすべて手作業。いくら取っても、隣の空き地からは雑草の種が押し寄せてきます（耕運機で巻き上げられて飛んできてるように思います）。懸命に草取りをしながら、「やっても無駄なんじゃ......」という気持ちになることもしばしばです。
草刈り機の石が...？
さて、去年の秋の出来事です。この日は来客があったので、一日家にいました。
昼ごろ、隣の空き地からエンジンがうなる音が聞こえます。草刈り機です。「一言声をかけてほしいなあ」と思いつつ、さて、お客も帰り夕方、出かけようと車に乗り込んだのですが――
ドアを閉めたとたん、リアガラスが凄い音を立てて粉々に！
一瞬、何が起こったのか把握できませんでした。振り向くとしかし、リアガラスはきれいになくなり、降りだした雨がそのまま入り込んでいます。
この日、車は誰も使っていませんでした。割れた原因として考えられるのはただ一つ、お隣の草刈りです。草刈り機はときどき、地面にある石を跳ね上げ、周囲に飛び散らせることがあります。車はお隣との境界近くに置いており、そうした石で、リアガラスに傷が入っていたとしか、あの割れ方は考えられません。
すぐに隣の土地の所有者の方に連絡を取り、見に来てもらいました。やってきたのは娘さんだったのですが、実際に草刈りをしていたお父さんがかなり年配ということもあり、細かい事情は結局よくわかりませんでした。向こうは納得がいかない様子でしたが、こちらが思い当たる理由がないことを伝え、弁償してもらうことになりました。
自分の土地を手入れするのは当然のことですが、隣のこちらは人が住んでいるわけですし、小さな子供もいます。草刈り機などを使うときにはやはり一言がほしいのですが、こちらもこれ以上関係を悪くしたくはないので、強くも言えず......。また、雑草の季節がやってきました（ため息）。
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