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地方創生のキーは、地元を離れた「出身者」たちだ―地域特化型クラウドファンディング「FAAVO」が描く日本の未来像

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.04.26 11:00
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出身地と出身者をつなげたい

――サービスを開始したのはいつ頃ですか。
八木 2012年6月28日に弊社の新事業として立ち上げました。
東日本大震災が起きたとき、東北出身で現在は遠くで生活している人たちの多くが「福島を応援したい」「東北を応援したい」という気持ちになりました。しかし被災地に行って手助けしたいと思っても、身体をもっていけない人はいます。
現地で起きている支援イベントや自立しようと頑張っている人たちを、外からでもいいので応援したい。その思いをなんとかするために、出身地と出身者をつなげる方法はないか――。探したところ見つかった答えがFAAVOだったというわけです。

――「FAAVO」は初めて聞く言葉ですが、そこに込めた意味を教えてください。
八木 「FAVORITE、FAVOR」(地元に対する偏愛)の「FAVO」の真ん中に、「ACITON」(行動)の「A」をプラスした造語です。
誰でも故郷に対する偏った気持ちがあると思うのです。それは別に悪いことではありません。単なる思いだけじゃなくて、行動に出していけるようなことをしたい――そのイメージでFAAVOを運営しています。

――プロジェクト第1号として誕生したのは、「FAAVO宮崎」でした。通常、こうしたIT系のサービスは東京や大阪など、大都市圏から始めるのが普通ですが、なぜあえて?
八木 最初のプロジェクトが宮崎だったのは、事業を立ち上げた齋藤隆太取締役の故郷だからです。覚悟をもって臨めるところ、自分自身がコミットできる場所からスタートしました。

現地の人がオーナーになることの強み
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