若い世代に広がる田舎暮らし 人気の地域と成功のコツ
■田舎暮らしの移住先として人気なのは長野・山梨・岡山!
下の表は、ふるさと回帰支援センターが来場者を対象に調査した、移住希望地の人気ランキングの推移です。2011年から長野が3年連続で1位。しかし、2013年に山梨が一気に上位に躍り出て、2014年にはなんと1位に!また、岡山も2013年から安定した人気を保っていますね。
順位
2011年
2012年
2013年
2014年
1位
長野県
長野県
長野県
山梨県
2位
福島県
岡山県
山梨県
長野県
3位
千葉県
福島県
岡山県
岡山県
4位
茨城県
香川県
福島県
福島県
5位
岩手県
千葉県
熊本県
新潟県
高橋さん「長野は自然が豊かで、風光明媚な場所。田舎暮らしがイメージしやすいということで、とても人気が高いんです。各自治体も移住者の受け入れに積極的で、特に飯山市などは、かなり早い時期から取り組みを強めていただけあり、移住に対するサポートも手厚いんですよ」
山梨の人気が急上昇した背景には、積極的なPR活動が要因だそうです。
高橋さん「山梨の人気は、移住セミナーなどを定期的に開くようになったからでしょうね。また山梨は自然が豊かで、かつ都市圏に近いというところも人気を得ている大きな理由です」
岡山が人気の理由は何なのでしょうか?
高橋さん「自然災害が少ないという安全性や、気候の温暖さなどから、子育て世代を中心に支持されています。また、岡山は中国・四国地方の要として歴史的に人の出入りが多く、外から来た人を受け入れやすいという土壌もあるようです。いわば、Iターン向きの街といえますね」
そのほか、東北地方でも地方自治体が受け皿としての取り組みを強めており、「上位は動かないまでも、ランキングに変化があるかも」と高橋さんは言います。中でも秋田は「Aターン」(A=秋田)と銘打ち、移住者の受け入れに力を入れているそうです。