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中国製品に席巻された「靴下」市場、MADE IN JAPANの逆襲は可能か

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2015.04.07 07:17
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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年3月27日放送で、「日本製の靴下」について取り上げていました。

みなさんはいつもどんな靴下を買っていますか?靴下は"3足1000円"などと、安い・消耗品といったイメージが定着してしまいました。なぜこんなに安いのかというと、外国産の安い靴下がどんどん入ってくるから。

以前は靴下の8割が日本製でしたがこの20年で逆転し、現在ではほぼ9割が中国からの輸入品なのです。10億足以上の靴下が中国からやって来ているという事実が!

そんななか、靴下の世帯当たりの購入単価が去年に比べてちょっと上がっているという事実もあるそうなんです。つまり、安いメイドインCHINAから、少し高くても品質の良いメイドインJAPANが見直されている!......かもしれないのです。

ネット販売で成功した自社ブランド「千代治のくつ下」

兵庫県は加古川市を中心に国産靴下のおよそ4分の1を生産する靴下の一大産地。ですが最盛期に300以上あったメーカーも海外製品に押され、現在は60社余りに減少しています。

そんな逆風の中、独自路線で売り上げを伸ばす工場があります。千代田繊維工業は創業64年の老舗靴下工場。これまで100パーセントメーカーの下請け業で、中国製との価格競争にさらされ、厳しい経営を続けてきましたが、今、オリジナル商品の販売で息を吹き返しています。

シルクや綿、ウールなどの100パーセント天然素材を使い、長年培った技術を使って作られたのが「千代治のくつ下」。大手ショッピングサイト楽天市場のソックスランキングで第1位にもなりました。工場では自社ブランドを立ち上げインターネットで売り、工場での製造直販により業績を劇的に回復させました。

通販サイトで売れている商品を徹底的に研究して生まれた大ヒット商品が、「4足重ね履き冷えとり靴下(3780円・税込)」です。その名の通り4足を重ね履きする靴下で、一番下にシルクの5本指靴下、その次にウールの5本指、シルクの靴下、ウールの靴下と履くもので、半身浴と同じような状態になるんだそうです。

"多品種少量生産"が強みの日本の町工場の靴下。外国産にはない付加価値を付けた良質の商品で、活路を見出そうと「MADE IN JAPAN」も頑張っています!(ライター:ツカダ)

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