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日本にここ1つ!?名前に「☆(星マーク)」が入った交差点が富士見にあった

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.04.02 20:56
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富士山がよく見えることから命名された埼玉県富士見市は、東京・池袋から東武東上線で約27分の典型的なベッドタウンだ。昼夜間人口比率は70%以上あり、その低さは全国の市の中で1、2を争う。

東武ストアやヤオコーといったスーパー以外これといった商業施設はなかったが、2015年4月10日に「ららぽーと富士見」がオープンする。場所は市役所の目の前に位置し、建物内にはJAいるま野の出店や認可保育所をはじめ、衣料品店、飲食店など293店舗が出店する。

なんで「☆」!?

その近くの交差点がかなり変わったネーミングだとネットで盛り上がっている。

噂の交差点の再現イラスト(編集部作成)
噂の交差点の再現イラスト(編集部作成)

きっかけとなったのは、ツイッターユーザーつなしま@MT教習1日目さん(@TY2740)の投稿だ。

「キラリ☆ふじみ」――。ぶっ飛び市長の裁断か、市のネーミングライツ事業によって生まれたのか、それとも......。

調べてみると、市の文化会館に同名の施設があることが判明した。交差点はその目の前にある。

市民文化会館キラリ☆ふじみは2002年に開館した。中規模ながら立派な施設で、ドラムを備えたスタジオもある。人口10万人の都市にしてはすごいものを建てたものだ。
昨年11月にはフジテレビ系ドラマのロケ地にもなったが、それも納得できる。

夜の「キラリ☆ふじみ」
夜の「キラリ☆ふじみ」
アトリエ
アトリエ
水の広場
水の広場
802席のメインホール
802席のメインホール
展示室
展示室

施設の名称は応募点数約300点の中から決まった。市の説明によれば、次の願いが込められているという。

「キラリ☆ 輝きあう 一瞬のために富士見市の新しいシンボルとして
キラリ☆ 個性が輝くように
キラリ☆ 富士見ブランド文化が全国に輝くように
キラリ☆ 水と緑と光の調和で輝くよう」

初代芸術監督は劇作家・演出家の平田オリザさんで、現在は東京デスロック主宰の多田淳之介さんが監督を務める。
気合の入れ方は並みの市民会館とは段違いだ。

市民が誇る施設名を、目の前の交差点の文字標識に盛り込むのは当然といえよう。

先月まで信号機はなかった

この交差点に信号機が設置されたのは今年3月。理由はもちろん、ららぽーと富士見開業によって増える交通量に対応するためだ。

キラリ☆ふじみ交差点設置のお知らせ(富士見市公式サイトより)
キラリ☆ふじみ交差点設置のお知らせ(富士見市公式サイトより)

富士見市の公式サイトによると、警察の判断で県道を横断するための横断歩道は設置されない。
横断歩道を設置した場合、歩行者の横断が完了するまで、キラリ☆ふじみ駐車場および、ららぽーと富士見駐車場から出庫する車が県道へ進入することができず、駐車場に滞留してしまうことが懸念されるため――というのが理由だそう。

ららぽーと開業後は遠方から大勢の車が集まるのは必至。キラリ☆ふじみの名前が広く知られる日は遠くなさそうだが、渋滞の名所の代名詞とならないことを祈るばかりだ。

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