勝手に決定! 埼玉西部の2大都市「川越」と「所沢」はどっちが格上か
駅前再開発で所沢は生まれ変わるかも?
鉄道以外はいいところのない所沢だが、逆転の余地はないのだろうか。
所沢駅は2013年6月に駅舎の改良工事を完了したばかりだが、さらに東口と西口で大規模な再開発計画が控えている。
敷地面積は東口が1万9000平方メートル、西口が5万3000平方メートル。西日本最大級のショッピングモール「阪急西宮ガーデンズ」とほぼ一緒だ。
道路事情が改善されないまま大型商業施設ができることの不安も残るが、所沢が西宮北口や二子玉川のような街に変わる可能性だってある。
将来性では所沢に軍配を上げたい。
バブル全盛期、西武グループの総帥だった堤義明氏は世界一の富豪と呼ばれた。西武ライオンズも黄金時代で、所沢のステータスも高かった。納税者1人当たり所得で所沢が川越を上回っているのはその名残りといえそうだが、現段階では川越の方が「上」なのは認めざるを得ない。
2014年4月、西武ホールディングスは東証一部に再上場を果たした。眠れる獅子が目を覚まし、所沢の名を再び天下にとどろかせる日はやってくるだろうか。