春の美景! 「梅と椿」が咲き散る伏見・城南宮
2015.03.29 07:13
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年3月16日放送で、「城南宮のしだれ梅」について取り上げていました。
京都市伏見区にある城南宮。平安時代に京を守る社として建てられ、方角の災いを除く方除(ほうよけ)や旅行安全の信仰の大社として、多くの人から親しまれています。
春の陽気に誘われて城南宮に訪れる観光客のお目当ては......、艶やか色の花をつけた「しだれ梅」。3月中旬に見ごろを迎えます。源氏物語の草木を再現したという庭園では、およそ150本ものしだれ梅が枝の先まで八重の花をつけていて、思わず息をのむ美しさです。甘い梅の香りに誘われてか、蜜をつつく鳥の姿も見られます。
春の美しさを存分に楽しめる庭園なのですが、中でもさらにとっておきの場所があるんだそうです!
可愛らしくて鮮やかな椿と梅が織りなす美しい風景
それは、落ちた椿としだれ梅が両方楽しめる場所なんです。
花のまま落ちることから、"落ち椿"や"散り椿"の愛称で親しまれている城南宮の椿の花。色鮮やかということと小粒で小さいので、とてもかわいらしい落ち方をします。姿勢を低くして地面近くから見ると、光が綺麗に当たってより鮮やかに見えるとオススメです。
鮮やかな紅の椿と苔の緑。そして奥に広がる、満開のピンクや白のしだれ梅が、この時期ならではのとっておきの風景なのです。
梅の季節には、梅の花を手にした巫女さんが御祓いをしてくれる「梅が枝神楽」も行われています。
ちなみに梅の花の見ごろが終わっても、散った後もじゅうたんのような花びらが楽しめるそうで、この風景もまた良いそうですよ。(ライター:ツカダ)