豚肉で作った「バウムブーヘン」、謎の「うなぎいも」、青色のビール...日比谷に珍グルメが出現中!
うなぎパイならぬ「うなぎいも」
季節はもう春。東京の最高気温も20度近くまで上がり、もうコートはいらない陽気だ。 「ようやく冬とおさらばか~」と思いながら歩いていると、焼き芋を売るブースに出くわした。今さら焼き芋でもなかろうと思いつつ目を移すと......そこに書いてあったのは「うなぎいも」。なんじゃこりゃ??
ブースを覗いてみたが、どう見てもおいしそうな普通のサツマイモ。
店員に尋ねると、
「浜松がウナギの産地なのはご存じですよね? その食品工場や料理店から出る頭や骨をもとに生成した肥料を使っているから、『うなぎいも』なんです」
さすが、やらまいか精神の浜松。ひらめいたことは何でもやっちゃおう感に満ちている。3、4年から商品化されているそうだ。
筆者が購入したのは「うなぎいものサツマイモミルク」。コスモグリーン庭好という会社が販売していて、価格は1個140円。
いろんな要素が詰まりすぎた商品名だが、実際に食してみると、餡(あん)の練り込みはほどほどで、サツマイモの味がしっかり残っている。ミルクと洋酒で上品に味付けしている。ただし、うなぎの味は全くしない。