ファンドも注目、成長遂げる「道の駅ポータルサイト」みちグル
2015.03.23 16:00
口コミ数と丁寧な現地取材が強み
同社代表取締役・柴田敬介さんによると、最も人気の高いページは月1回のペースで更新される特集記事だそう。道の駅を直接取材するだけでなく、直売所で売られている特産品の生産者にも直接会う。"良質な食材を消費者に届けたい"という彼らの思いや、おいしい食べ方のコツなどを紹介している。
「『鮎の里矢田川』(兵庫県香美町)を取材したとき、駅長様は最初無愛想で話しにくかったんですが、徐々に私たちの事業を理解していただき、最後には慣れない携帯を使って、みちグルにアクセスいただきました。
そのとき携帯のGPS設定がOFFになっていて、なにも見られず2人で四苦八苦したことも(笑)。
最終的には応援していただき、取材でも食べきれないほどの食事をお出しいただきました。しかも鮎がこの上なくうまかったです」
「最近取材した香川の農家の方が、『アスパラ農家は特に大変、毎日収穫する必要があるから休みも無いし、毎日が試行錯誤。だけどそれが楽しくて、ずっと続けている。気付いたら20年アスパラばっかり作っている』とおっしゃっていたのが印象的でした。農業を心から楽しんでいらっしゃるなと」
柴田さんは元々証券会社の営業出身。会社員時代に培った開拓力を活かし、全国各地の道の駅を巡っている。