どっちが便利?「東京モノレールVS京急」羽田空港への足を徹底比較
通常運賃は京急が安いけれど
利用客がどちらの路線にするか迷うとき、最大の比較ポイントは運賃だろう。下の表はICカード運賃と切符(現金)運賃を比較したもの。
東京モノレールの方が長い距離を走るとはいえ、京急の安さが目立つ。
ちなみに京急には裏ワザがあって、天空橋でいったん改札を出て、再度乗車して目的地に向かうと運賃がわずかに安くなる。
羽田空港国内線ターミナル/羽田空港国際線ターミナルの2駅を発着とした場合、特定運賃の設定が認められている。ところが天空橋は対象外。そのため分割購入しても安くなる。
通常運賃では勝ち目のない東京モノレールは、様々な割引切符を導入している。主なものを一覧でまとめたが、東京モノレールはJR東日本グループだけあって、JRとの連携が充実している。
少々気になるのは、2015年4月1日以降、東京モノレールのお得な切符に若干の制約が加わることだ。
「モノレール羽割往復きっぷ」は地方空港17カ所に設置された券売機でしか買えなくなる(東京では発売しない)。
「東京モノレール沿線お散歩1dayパス」は土日祝のみの発売となる。
一方の京急。上の表の割引切符のほか、相互乗り入れしている都営地下鉄浅草線を利用した場合、「空港連絡特殊割引」といって60円ほど安くなる。自動券売機の購入金額がそうなっているほか、パスネットを利用した場合にも適用される。
東京モノレールの割引切符はお得感があるものの、4月1日以降購入場所や販売期間の条件が変わるのはマイナス。よって京急の勝ち。