ホテルか？マンションか？ 二条城向かいの空き地めぐり「宿不足」京都で火花

[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年2月11日放送で「京都のホテル不足」について取り上げていました。

年中大にぎわいの都市・京都。人口147万人の京都市にやってくる観光客はなんと5000万人。とにかく観光客が多いんです。

そんな京都は慢性的な"ホテル不足"なのです。

京都市に来る年間5000万人のうち宿泊する人は4人に1人の1308万人。京都市内の主要な15のホテルの年間を通しての稼働率は86.8％で、紅葉の11月や桜の4月はほぼ満室！

この状況を受けて、京都市内では新しいホテルが続々と建設予定なのです。

二条城の真ん前一等地に建つのはマンション？ホテル？

現在、レストランやショップが入っているレトロな建物「新風館」（地下鉄烏丸御池駅前）。外観を一部保存したまま建て替えを行い、ホテルを加えた複合施設になる予定です。

JR京都駅前は京阪グループが再開発を行っていて、大規模なホテルを建設する構想を発表しています。

2020年の東京オリンピックに向け海外からのお客様も今後ますます増えそうな予感......。

かつての京都国際ホテル（CIMG1961さん撮影、Flickrより）

そんな中、二条城のすぐ隣の「京都国際ホテル跡地」、"碁盤の目"のど真ん中にある一等地の使い道が、より多くの観光客をお迎えするホテル？家賃の高い超高級マンション？と、注目を浴びています。

そして、門川京都市長は「日本の誇りである世界遺産二条城の真ん前にはホテルがふさわしい！マンションより、京都らしい良いホテルを」と呼びかけています。

果たして、観光客向けか、住民向けか、京都の一等地に何が建設されるか目が離せないですね！（ライター：ツカダ）