「日本のいちごは凄い!」タイ人観光客殺到、王族までやってきた「超人気農園」が千葉市にあった
タイ国王族の来訪も
すっかり満足して受付に戻り、この農園「ドラゴンファーム」代表の内田かほるさんに話を聞く。この農園のネーミングの由来を尋ねたところ、以前、沖縄原産のドラゴンフルーツを栽培していたことから、「ドラゴンファーム」と名付けたという。いちごの栽培は8年前からだ。
3年ほど前から、タイ人観光客がやってくるようになった。ホームページに英文を併記したことがきっかけだったようだ。タイは気温が高すぎて、いちごが酸っぱいのだという。日本の冬場のハウスで育ったいちごは甘いし、香りが良い。そんな評判が伝わって、なんとタイ国の王族の方も来訪されたことがあるという
取材中も、タイ人のカップルが1組いたが、彼らもインターネットで同農園のことを知ったと言っていた。彼らは団体旅行ではなく個人客で、電車を乗り継ぎながら、モノレールの千城台北駅から歩いてここまで来たという。徒歩20分ほどかかったらしい。
2月は週に3日ほどの営業というが、最新情報は同農園のフェイスブックで告知される。もちろん必要に応じて、英文も併記されている。ただ9時オープンにもかかわらず、時には100人ほど行列ができていることもあるそうだ。お客さんの数が多い時は、午前中で営業終了となる。
ホームページやフェイスブックの英文は、米国滞在経験のある娘さんが担当しているというが、内田さんの接客はもっぱら日本語。笑顔で話す内田さんに、外国人客はどこまで理解しているかどうかは不明。だが、笑顔を返しているところを見ると、別に困っている様子はない。なるほど、これがいいのかもしれない。