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「日本のいちごは凄い!」タイ人観光客殺到、王族までやってきた「超人気農園」が千葉市にあった

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.02.02 18:38
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2015年は「15=いちご」の年、だからいちごイヤーだという。そう言えば近ごろ、いちごを使ったスイーツの話題をよく見かけるようになった。

そんな中、数年前からタイ人観光客がひんぱんに訪れる、いちご農園が千葉にあるという話題が、「日経MJ」の2015年1月28日に掲載されていた。地域の「おもしろネタ」を取り上げているJタウンネット編集部としては、早速現場に行ってみなければならない。

場所は、千葉市若葉区の小倉町。カーナビにしたがって車を進めたが、少し迷ってしまった。ようやくたどり着いた先は、森の中のハウス農園だった。「Dragon Farm Strawberry Picking」という手書き看板が目にとまる。朝10時ころだったが、既に駐車場には車がたくさん停まっていた。正式には「内田観光農園ドラゴンファーム」というらしい。

編集部撮影
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ハウスの中に入ろうとすると、入口に「ようこそ」という貼り紙があった。日本語の下に、英語、タイ語、マレー語(?)、中国語(簡体字)と4カ国語で表示されている。なかなかインターナショナルな雰囲気が漂っている。

編集部撮影
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14種類のいちご食べ放題

前日は雪が降るほど寒かったが、ハウスの中に入ると暖かかった。受付でいちご狩り料金30分2000円を払う。30分後の時刻を書いた紙切れと、手の平にのる程度の小さな容器を渡される。練乳かチョコレートかをチョイスできるとのことで、練乳を選ぶ。かんたんなルールや注意点を説明されて、即スタートだ。

編集部撮影
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ハウスの中には、高設栽培されているいちごの列がずらっと並んでいる。いちごの高さは、大人の腰ぐらい、1メートルほどだろうか。品種は14種類。それぞれの列に、品種の案内板が付いている。

編集部撮影
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たとえば「かなみひめ」は、明るい赤色。さわやかな香りで甘く、酸味は少ない。とくに男性に人気。また「かおりの」は、薄めの赤色。特徴的な香りと上品な甘みで、男女を問わず人気の品種、...といった具合だ。

編集部撮影
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なるべく多くの品種を食べ比べしようと、頑張ってみたが、けっこう忙しい。静岡県原産の「べにほっぺ」、福岡県原産「おおきみ」、沖縄県原産「おいCベリー」、宮城県原産「もういっこ」など、食べたことのない品種を味わえるのは楽しい。30分はあっという間だった。

タイ国王族の来訪も

すっかり満足して受付に戻り、この農園「ドラゴンファーム」代表の内田かほるさんに話を聞く。この農園のネーミングの由来を尋ねたところ、以前、沖縄原産のドラゴンフルーツを栽培していたことから、「ドラゴンファーム」と名付けたという。いちごの栽培は8年前からだ。

編集部撮影
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3年ほど前から、タイ人観光客がやってくるようになった。ホームページに英文を併記したことがきっかけだったようだ。タイは気温が高すぎて、いちごが酸っぱいのだという。日本の冬場のハウスで育ったいちごは甘いし、香りが良い。そんな評判が伝わって、なんとタイ国の王族の方も来訪されたことがあるという

取材中も、タイ人のカップルが1組いたが、彼らもインターネットで同農園のことを知ったと言っていた。彼らは団体旅行ではなく個人客で、電車を乗り継ぎながら、モノレールの千城台北駅から歩いてここまで来たという。徒歩20分ほどかかったらしい。

2月は週に3日ほどの営業というが、最新情報は同農園のフェイスブックで告知される。もちろん必要に応じて、英文も併記されている。ただ9時オープンにもかかわらず、時には100人ほど行列ができていることもあるそうだ。お客さんの数が多い時は、午前中で営業終了となる。

ホームページやフェイスブックの英文は、米国滞在経験のある娘さんが担当しているというが、内田さんの接客はもっぱら日本語。笑顔で話す内田さんに、外国人客はどこまで理解しているかどうかは不明。だが、笑顔を返しているところを見ると、別に困っている様子はない。なるほど、これがいいのかもしれない。

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