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京都の珍地名「蛸薬師」の由来は親孝行とテンタクル・スペクタクル

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2015.01.19 07:00
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僧侶の親孝行が生んだ奇跡の物語が

蛸薬師町という場所には昔、「永福寺」という立派なお寺がありました。

そのお寺の僧侶・善光さんが、病気のお母さんの「最後に蛸が食べたい」という頼みで市場へ行って蛸を買ってきたそうです。

画像はイメージです(pelicanさん撮影、Flickrより)
Kaiyukan, Osaka, Japan

ですがお坊さんが生物である蛸を食べるのはご法度。

近所の人から「今買ってきたのは蛸ではないか?僧侶の身でありながら蛸を食べるつもりだろう?」とはやし立てられてしまいました。

仕方なく「これは母の為です」といって蛸の入っている箱を開けると、日頃信心していた薬師如来のおかげで、蛸が8本の教典にすり替わりました。

さらにそこから出た光を浴びて母親はすっかり元気になり、教典は再び蛸に戻り、近くの池に帰っていったという逸話が残っています。

永福寺自体は、豊臣秀吉が町中を整備したときに移動し、寺町通に移っています。

現在では、蛸の吸盤からデキモノに良いとされ、癌封じの寺として全国に知られています。

本堂前には"なで蛸"という蛸の置物があり、左手で悪い所を撫でると病気が良くなると言われていますよ。(ライター:ツカダ)

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