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「紫いも」で地ビールを作ったら、フルーティーで爽快な味になった! 「宮崎紫いもラガー」レビュー

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.11.20 16:15
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芋が原材料のアルコールといえば、サツマイモから作った芋焼酎を思い浮かべる人が多いだろう。国内の主要産地は南九州で宮崎県もその1つだが、そんな宮崎には芋焼酎ならぬ芋ラガーを製造する会社がある。

宮崎県延岡市の地ビールメーカー・宮崎ひでじビールは、ムラサキイモを使った発泡酒「宮崎紫いもラガー」を2014年10月14日に発売した。
アルコール度数は5%で、330ミリリットル。価格は616円。東京の「新宿みやざきKONNE館」で購入した。

宮崎紫いもラガー(写真は全て編集部撮影)

宮崎紫いもラガー(写真は全て編集部撮影)

ビールとは思えない色合い......

ムラサキイモはサツマイモの一種で、ビタミンCやビタミンE、β-カロテン、食物繊維、カル シウム、マグネシウム、さらに抗酸化作用などがあるアントシアニンを豊富に含む。

瓶を空けてグラスに注ぐ。ふわふわとした泡はピンク色で、甘い匂いがかすかに漂う。

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今回のラガーは、県産のムラサキイモ果汁と二条大麦を原料に用いている。メーカーのウェブサイトには、ビールの色について次のような説明がある。

ビールは、発酵が進むと弱酸性になるので、発酵開始直後のビールは紫色、徐々に赤色に変化します。

グラスに注いだラガーの色は紫と赤の中間といったところか。濁った印象はなくカラフル。何も告げられずに提供されたら、ビール類とは思えない。

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撮影を終えて飲む。――ほんのりフルーティーで爽快な喉ごしだ。上等なフルーツ果汁を秘薬代わりにミックスしたかのよう。それでいて生ビール本来の味わいがしっかり残っており、深みがある。
安酒を飲んだ後のような胸やけや喉の痛みはまったく起きない。

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宮崎ひでじビールは祖母傾国定公園・行勝山の麓にある醸造所で、地方のビール工場には珍しい、完全な純粋自家培養の生ビールをつくっている。
日本の滝100選の1つ「矢筈の滝」から流れ続く天然水を使用し、数々のコンペで高い評価を受けている。

宮崎紫いもラガーは、宮崎産の農産物を使用した商品のプロジェクト「宮崎農援プロジェクト」の第一弾「宮崎の実り」シリーズ商品として発売された。ほかに「きんかんラガー」と「日向夏ラガー」が商品化されている。
これら3本セット(税込1650円)は、オンラインショップのギフトのページでも購入できる。

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