イスラエル大使も注目! 徳島・剣山に「ソロモンの秘宝」が眠っているって本当?
日本人とユダヤ人は祖先が一緒!?
聖書に記されているイスラエル人が古代日本にやってきた!? しかもユダヤ人国家滅亡後に行方が分からなくなったと言われている「アーク」が剣山に納められている!? なにをアホなことを言っているんだ――と思う人は大勢いるだろう。しかし剣山-ソロモンの秘宝埋蔵説を唱えている人はほかにもいる。
ホテルニューオータニ初代ワインソムリエで、現在は熱海市でイタリアンレストランを経営する栗嶋勇雄さんは、30年以上にわたり言霊学と「古事記」「聖書」、そして四国・剣山について学び、その成果を著書「四国剣山に封印されたソロモンの秘宝」(学研)にまとめている。
この考えのベースとなっているのは、日本人とユダヤ人(イスラエル人)は共通の祖先をもつという「日ユ同祖論」。日本の神社の構造や儀式の作法、年中行事、修験道の服装が似ているというもので、明治時代にやってきた英国商人が日本人とユダヤ人との共通点に気づき、唱え出したのがきっかけとされている。
前1021年頃に建国された古代イスラエル王国は前586年滅亡、12支族のうち10支族が国外に逃れて姿を消した。当時日本は縄文時代末期だったが、古代イスラエル人が日本に渡来したというものだ。