伊勢神宮の次は「熊野」ブーム？ 地元の期待熱く

[ドデスカ！-名古屋テレビ]2014年8月25日放送で、三重県熊野市について紹介していました。

高速開通　日帰りも

昨年の式年遷宮の影響で、1420万人という参拝者数が過去最大となった伊勢神宮ですが、全国的にも注目の観光地として大ブレイクしました。

そして伊勢神宮に続く三重県の注目の観光地が、歴史と絶景の町「熊野」だとのこと。

遠いイメージだった熊野も、尾鷲熊野道路が昨年9月、紀伊自動車道が今年3月にそれぞれ開通し、名古屋から車で2時間30分と日帰り旅行圏内となりました。

さらに今年は熊野古道が世界遺産登録10周年を迎え、新しい観光スポットも増えて盛り上がっているそうです。

新スポットも続々登場

そんな注目の熊野古道はいくつかのルートがあるそうですが、「松本峠道」は熊野市駅から車で5分で行けるとのこと。

熊野古道一帯には鬼ヶ城、獅子岩など世界遺産がたくさんありますが、今は熊野の観光に力を入れていて、新しい施設も続々登場しているとのこと。

やってきたのは昨年8月にオープンした「鬼ヶ城センター」です。熊野の特産品を使った様々なお土産を扱っているそうです。

2階では海を見渡せるテラスで食事を楽しむこともできます。

「レストランテ　マリーナ」でいただけるのは「熊野地鶏の親子丼　980円」で、熊野の緑豊かな自然と水で育った地鶏で、うまみとコクがあり、肉が赤いのが特徴です。

ご利益もスゴイ！？

花窟（はなのいわや）神社は日本書紀にも記され、その歴史は少なくとも1300年以上と言われています。

この神社の特徴は御社に入らないほど巨大なご神体で、高さ45mの巨大な岩を祭っています。

日本を生んだ女神「イザナミノミコト」のお墓と言われ、日本人のルーツとも言える場所、まさに究極のパワースポットです。

この神社の前には一昨年「お綱茶屋」もオープン。花窟にまつわるという古代米を使ったオリジナルメニューをいただきながら、ゆっくりと歴史を感じてみてはいかがでしょう？

超絶景！日本一の棚田風景

また熊野の絶景スポットでも特にオススメは、400年以上前からあるという「丸山千枚田」です。

大小1340枚からなる棚田で形作られており、山深い中に突如現れる光景はまさに圧巻、季節によって違う表情を見ることもできます。

かつて530枚にまで減少してしまった時期もありましたが、地元の保護活動により復元され、大切に守られている絶景となっています。

川の熊野古道で歴史体感

続いては自分が世界遺産の一部になれてしまう、熊野川下りです。清流からの風景を眺めながら、日本古来の三反帆の舟でゆっくり下っていきます。

平安時代から熊野三山への重要な参詣道だった熊野川は「川の熊野古道」と呼ばれています。

どこに行っても歴史を感じられる熊野で、ゆっくりと過去へ想いを馳せる・・・。落ち着いた秋のレジャーにいかがでしょうか。（ライター：神谷祐美）