ピラミッド型古墳に埋葬された人物は誰?
では、この都塚古墳に埋葬されているのは一体誰なのでしょうか。
一説では古墳時代の豪族、蘇我馬子の父親である蘇我稲目とも言われています。
蘇我稲目は西暦536年に「国政を司る大臣(今でいう総理大臣)になった」と日本書紀に記されており、蘇我氏の礎を築いたといえる重要な人物なのです。この古墳の大きさも推測されていたものよりも大きく、蘇我稲目のものだとするとその偉大さがよくわかるものとなるでしょう。
謎はまだまだ深まりますが、発掘チームでは古墳時代から飛鳥時代に移り変わる時期の貴重な資料になるとみています。(ライター:ツカダ)