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「逗子海岸が規制強化でピンチ」...は本当なの?

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.07.23 17:21
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自由すぎた逗子海岸が一変

昨年まで逗子海岸の利用規制は比較的緩いものだったが、近年は利用客のマナー悪化が目立っていた。酒を飲んで酔っ払った人たちが大音量を鳴らして騒いだり、ケンカが発生したり――昨年7月には暴力団員が刃物で刺されて亡くなる事件も起きた。

こうした事態を憂慮した市は、日本一厳しいと評されるマナー条例を制定した。

条例及び施行規則の改正によって変わること(逗子市ウェブサイトより)
条例及び施行規則の改正によって変わること(逗子市ウェブサイトより)

たとえば、飲酒はこれまで「どこでも可能」だったのが海の家のみとなり、これまで条件付きでOKだった砂浜でのバーベキューもNGに。事業者が音楽などを流すことも禁止された。

ミュージシャンのキマグレンが運営するライブハウス「音霊(おとだま)」は同海岸の夏の風物詩だったが、規制強化の流れを受け、今年から会場を鎌倉・由比ガ浜に移している。

海水浴客の数は激減しており、逗子市の集計では前年の2割に満たないという。海の家に閑古鳥が鳴いているのは言うまでもない。

7月18日付の神奈川新聞によると、出店する約40店舗でつくる逗子海岸営業協同組合は、市の条例・規則に反発するものの、海開きから約2週間は市のルールに準拠。今月末まで継続することを決めた。
一方で組合役員らは今後も平井市長と面談し、8月や来夏の規制緩和について申し入れを重ねたい考えだという。

組合員の多くは地元で暮らす人たちだ。自主的にゴミ拾いをしたり、夜間にパトロールを実施したり、利用客にルール遵守を訴えてきた。利用者激減の影響で海の家の経営を心配する声も、地元の人から挙がっている。

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