冷房が風の代わりに火を噴いて死亡する事故が多発
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2014年7月9日放送で、この時期に多い冷房器具の事故について紹介していました。
エアコンの事故はナメクジが原因?
名古屋では7月8日夜から9日朝にかけて、最低気温が35度を下回らない熱帯夜となりました。
皆さんも連日の暑さに冷房器具を使用しているかと思いますが、この時期事故に注意する必要があるのだそうです。
エアコン・扇風機の事故は2008年からの5年間で657件あり、火災が122件、死亡事故も5件発生しているのだとか。
事故はこれからの時期に多く、エアコン・扇風機ともに7、8月に集中しています。
特にエアコンは梅雨時に火災の可能性もあるとのことで、名古屋市中区にあるNITE製品評価技術基盤機構 中部認定事務所の永田正課長にお話しを伺いました。
ナメクジなどが電源基盤に付着、電源がショートし異常発熱で発火の可能性があるとのことでした。
事故を防ぐには?経年劣化にも要注意!
「エアコンの室外機にナメクジやゴキブリなどの小動物が進入することが多く、今のような湿度の高い時期はナメクジが多いです。室外機は熱を解放するためのものですから、完全に密閉することができません。できれば室外機の周りには、ダンボール・ゴミ・植木鉢などを置かないようにした方がいいです」とおっしゃっていました。
エアコンでは電源コードの継ぎ足しによる事故も多く、ビニールテープを何重にも巻いたからと言って、危険度は変わらないとのことです。
また扇風機では経年劣化のための火災が多いそうです。
暑い日が続いておりますが冷房器具は正しく使って、快適な夏を過ごしたいですね。(ライター:神谷祐美)