「小学校にエアコンは要らない」という千葉市議会は、本当に時代遅れの精神論者なのか
市長は「優先度低い」
もっとも熊谷俊人市長は、「議会での真摯な議論を極端に要約」したものだとして、精神論をクローズアップした椛澤さんの発言に、やはりツイッターで反論した。
そして、学校施設の耐震化・老朽化対策に優先して取り組むため、エアコン設置を最優先することはできないと自らの持論を述べている。
千葉市の財務状況は政令指定都市の中でもワーストを争うほど悪い。公共事業を推し進めすぎた結果、これ以上市債を発行できないほど借金を抱え、その返済に苦しんでいる。住民の高齢化・貧困化で扶助費は年々増大。さらに開業してから赤字続きの千葉都市モノレールなど不良債権と化した第3セクターも抱えている。「無い袖は振れない」というのが市長の考えだ。
私は精神論側ではありませんが、限られた予算の使い方として毎年5億程度費用を要するエアコン整備を最優先することは現時点では困難です RT @Xseijikisha_bot: 子ども達になんとか、エアコンつけてやってくんろ!自民党の反対理由の精神論なんぞ言語道断だがや(T ^ T)
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) June 22, 2014
震災に備えるため、千葉市は予算を集中配分して学校施設の耐震化を進め今年度末で100%を達成する見込みです。今後は老朽化対策に着手し、調理室やトイレのドライ化にも取り組みます。エアコンがあれば良いのは同意ですが、限られた日数稼働のものよりは学校施設そのものや教員の充実等を優先します
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2014, 6月 22
体育の授業もあり、熱中症予防効果は無い事が先行市の事例から確認されています RT @rinnumihama: 子供たちが熱中症で倒れ救急車で運ばれて治療を受ける際の費用、一部市民が公立校にクーラーのある市に引っ越してしまい税収が減ることへのリスクも考えると、損なことではない気も
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2014, 6月 22
そりゃ「学校にエアコンあったらいいですか?」と単純に聞けば、私も欲しいと答えます。導入したくないのではなく、限られた皆さんの税金の優先順位の話です RT @sawacocawas: 署名活動を通してエアコン設置は多くの父兄が望んでおり独り善がりの願望ではないと確信しました
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) June 23, 2014