福岡が「世界でトップクラスに治安が良くて住みやすい」ことが明らかに！

2014年6月17日、イギリスのライフ情報誌「MONOCLE」（モノクル）は、毎年恒例の「クオリティ・オブ・ライフ―世界で最も住みやすい25の都市ランキング」を発表した。都市の経済面や社会面、さらに毎日の暮らしやすさや人々に幸せをもたらす都市であるかといった点を評価している。

1位は前年に引き続きデンマークのコペンハーゲン。2位は東京で前年4位から2ランクアップ。そのほかの日本の都市は9位に京都（前年13位）、10位に福岡（前年12位）がそれぞれランクインした。

「福岡はシドニーより上です」By英国人

東京は世界有数のメガロポリス、京都は日本文化が凝縮した都市として世界的に知られているなかで、福岡が10位に入ったのは大健闘といえるだろう。

殺人率は圧倒的に東京が高く、京都と福岡は同程度だ。ただし、不法侵入については福岡が一番悪い。

ちなみに2011年の福岡県で起きた殺人認知件数は35件で、うち県人口の約30％を占める福岡市は9件だった。県全体でみると福岡市は平穏な方で、北九州や筑後の方が物騒ということなのだろうか。
一方で、その年の東京23区で起きた殺人認知件数は91件だった。人口規模を考慮しても、殺人だけとってみれば福岡よりも東京の方が危険だ。表向きになっていない＝認知されない事件は一切ないと信じたい。

これからの課題は国際化？

福岡に対する評価は「MONOCLEからの改善点」という項目で締め括られている。今やアジアの一大窓口となった福岡。含蓄のある、傾聴に値する指摘といえよう。

「既存の若年層を最大限に活用すべき。それは国内やアジア諸国から人材を受け入れるだけでなく、日本人を海外へ派遣し、より強く、より感度の高い若者を地元に戻すことも意味する。」