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ことでん長尾線でコーギーが線路内に迷い込む事案が発生。その様子が和むと話題に

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.05.08 07:00
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野生動物が線路内に出現することは決して珍しいことではない。列車の運行に影響を与えることもしばしばあるが、運行の遅れよりも動物の安全が気になってしまう。しかもそれがペットだったら――飼い主の立場を思えば、守ってあげるのが人情というものだ。

「ことでん」の愛称で知られる高松琴平電気鉄道は、香川県内に3路線を有するローカル私鉄だ。

ことでんの車両(U-ichiro Murakamiさん撮影、Flickrより)
rolling stock of Kotoden

レトロ車両とコーギー

2014年5月5日、高松市の瓦町駅とさぬき市の長尾駅を結ぶ長尾線の線路に、飼い犬として人気の高いコーギーが迷い込んでしまった。

ちなみに一緒に写っているのは1926年(大正15年)にデビューした3000形・300号。経済産業省の「近代産業化遺産」に登録され、特別運行されているレトロ車両だ。

懸命の説得が実ったか

乗務員はコーギーを線路外に誘導しようと努力する。賢いと評判のコーギーだが、飼い主以外の人間が話しかけたところで、すぐに思いが伝わるとは限らない。

どれくらいの時間を要したかは不明だが、乗務員の努力の甲斐あって犬は踏切の外に無事退出したとのこと。

ローカル線にコーギー、しゃがんで声をかける乗務員さん――居合わせた乗客により一連の様子がツイッターに投稿されたところ、リツイート数は3000以上に達した。多くのネットユーザーの共感を得たようだ。

ことでんの公式アカウントもこの出来事に言及した。

2001年には経営難から一度は民事再生法の適用も受けたことでんだが、経営再建以来、設備の改善や鉄道ファン向けのユニークな企画を次々と実施し、支持を得ている。ある意味で、そんなことでんだからこその心和む一幕だったといえるかもしれない。

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