ゆるキャラGP開催地「公募宣言」、羽生市どうするの?
インターネット投票でゆるキャラの人気順位を決めるイベント「ゆるキャラグランプリ」の実行委員会は、2014年の会場を公募することを明らかにした。
2011年以来これまでは、毎年11月に埼玉県羽生市で開催される「ゆるキャラさみっとin羽生」で結果発表と表彰式が行われてきた。
2013年は1500キャラ以上のエントリーと1700万票以上の投票が集まり、日本中が注目するイベントにグランプリは発展した。全国から「地元にグランプリを招へいしたい」という要望が寄せられたことから、独立したイベントとして開催することになったのだという。
羽生ではもうやらないの?
とはいえ、グランプリのステージを提供してきた「ゆるキャラさみっと」の立場はどうなるのか。開催地募集に名乗り出ないのか羽生市の担当者に尋ねると、
「日程やイベントプログラムがはっきりしないと検討のしようがない。合同開催することで相乗効果があったのは事実だが、グランプリの実行委員会が独立してやりたいというなら仕方がない。いずれにしても、さみっとは今年も実施する予定」
と語る。一方、ある県の観光課の担当者は「グランプリの会場が公募されているとは知らなかった」と話す。ゆるキャラさみっとは入場自由だったが、グランプリはどのようなスタイルで行われるのか。もう少し詳細が明らかにならないと、自治体は手を挙げにくいかもしれない。
昨年のグランプリで上位にランクインしたゆるキャラの多くは、羽生に近い北関東勢だった。開催地に選ばれれば、その近辺でのゆるキャラ人気がさらに盛り上がる可能性は高い。
募集条件はとくになく、自治体だけでなく地元経済団体も応募可能。2月28日までにオフィシャルサイトから申し込む。会場までのアクセスが良好とか、大人数が収容可能なスペースを確保できるといった条件を備えている候補地は、審査項目において加点される。
3月中に開催地が発表され、10月から11月に行われる予定だ。