長野県の「朝練」問題、結局どうなるの?
2014.01.17 20:00
ハイレベルの生徒には見合った支援も
公募で集まった意見は朝練廃止賛成派よりも反対派の方が多かったが、教育委員会による朝練廃止の方針は変わらない。ただし、日没が早い時期や、屋外でのスケート練習のように放課後の練習ができない競技については例外を認めている。
朝練の廃止だけでなく、平日に1日、土日に1日の休養日を設定することや、平日の総活動時間は長くても3時間程度とすること、休日の練習は午前・午後にわたらないようにすることなども素案には盛り込まれている。
なお「朝練廃止」ばかりが話題になっているが、一方で教育委員会は、各競技の一貫指導体制によるジュニア世代からの選手の発掘・育成・強化を支援し、全国規模の大会で活躍の期待できる学校やクラブを強化指定して、ジュニア世代の強化を支援していくとしている。あらゆる世代が参加できる「統合型地域スポーツクラブ」の立ち上げにも言及している。