次世代エネルギーとして世界が注目 関西で行われる人工光合成の最新研究
2013.12.19 07:00
光合成に関する世界的大発見も
京都府精華町のパナソニック先端技術研究所では、人工光合成装置を開発しているそうです。光合成に必要な太陽光を集めるレンズと二酸化炭素を水に溶かした状態のものが設置されています。
レンズに光が当たれば化学反応が起きて酸素と電気が発生し、さらにその電気を利用して二酸化炭素からメタンガスを生成させます。メタンからはクリーンなエネルギーと呼ばれる天然ガスが得られます。
大阪市立大学には、大阪市から8億8000万円の補助を受けて今年6月に開設した、日本唯一の「人工光合成研究センター」という施設があります。
この人工光合成研究センター所長の神谷信夫教授は、光合成研究において最後に残された最大の課題である、水から酸素の反応を行っているたんぱく質の構造・働きを解明しました。
つまり、初めて水から酸素を生み出す仕組みの根本がわかるという世界的発見をしたのだそうです。(ライター:ツカダ)