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広島で生まれた「夢元無双」 日本のけん玉から「世界のKENDAMA」へ

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2013.12.03 18:14
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ブームの裏に広島人脈

表参道のイベントでは、広島のメーカーが発表した最新鋭のけん玉「夢元無双」(7560円)がお披露目されました。先月末に販売したところ、1日で500個が完売。半分以上が外国からの注文で、メタリックな塗装や交換可能な剣先など徹底的にこだわったものでした。

製作したイワタ木工の岩田知真さんは、「僕が5年前に作っていたころはストリート系も全然なかったし、こんな感じのお店もなかった。楽しめるけん玉というものが見直されたことで、今からブレイクするということは本当に幸せ」と話していました。

海外コレクターのけん玉(Rat Miceさん撮影)
Ruisch's Mugen Collection

岩田さんに製作を依頼したイベント主催者のGLOKEN窪田保代表理事は、けん玉で世界をつなぐという大きな夢があり、「夢元無双」の発売には二人の歴史が深くかかわっていました。

窪田さんは、広島大学在学中にけん玉サークルを立ち上げ、日本記録を打ち立てるなど活躍。その後、青年海外協力隊員として、アフリカの子供たちにけん玉を伝えました。帰国後は定時制高校の教員となり、努力や達成感を伝えるけん玉の普及に努めてきました。

窪田さんの活動を支えたけん玉「夢元」は、2003年の発売以来、共に歩んできましたが、協会との意見の食い違いで2007年に販売中止になり、窪田さんも現役を引退。

ところがその後、インターネットを通じてけん玉の動画が発表され、「夢元」は幻のけん玉として5万円ほどで取引されるようになりました。

この状況に窪田さんは立ち上がり、新たな団体を作り、海外から広島に人を呼んで交流を始め、世界に打って出る新しいけん玉を岩田さんに依頼したのです。

「世界中の人を集めて大会をやりたい」
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