秋葉原から「エウリアン」消滅!? その行方を追ってみた

2015年10月 3日 11:00

「エウリアン」と呼ばれる女性たちをご存じだろうか。画廊の前で通行人にチラシを配り、絵画を熱心に売り込んでくる方々だ。

中でも秋葉原駅前の「GALERIE BRAVE」(ギャラリエ・ブラーヴ)は、エウリアンウォッチャーの間では知られた存在で、ある意味で「アキバ名物」となっていた。
ところが2015年10月1日、「閉店したらしい」「店のシャッターが閉まっている」といった情報がツイッター上に飛び交った。

絵を買う気は全くないけれど、どうなっているのか状況を知りたい――そう思った人もいるだろう。真偽を確かめるべく、Jタウンネット編集部は秋葉原を探検した。

駅前の店舗はもぬけの空だが...

平日昼過ぎの秋葉原は、学生や休暇中の社会人そして外国人観光客で賑わっていた。ブラーヴは駅の真ん前で、隣はヤマダ電機。休業するのはもったいない超好立地だが、やはりシャッターは閉じたままだった。

ギャラリエ・ブラーヴの前(編集部撮影)
ギャラリエ・ブラーヴの前(編集部撮影)

勧誘の女性が立っているときは建物をじっくり観察することはなかった。ペンシルビルを必要最小限の投資で装っている感じがする。

ビル側面の壁は少々汚れが目立つ。
ビル側面の壁は少々汚れが目立つ。
柱にいささか雑に貼ってあったのはミッシェルバテュのポスター。
柱にいささか雑に貼ってあったのはミッシェルバテュのポスター。
封をされた郵便受け。
封をされた郵便受け。

建物の横にまわる、窓は内部から覆われていたが、下から中の様子が少しだけうかがえる。しゃがみこむと大理石風の床が見えたが、中はガランとしている。

town20151002193800.jpg

そこから数十メートル西に進んだ中央通り付近もエウリアン出没地帯だが、それらしき勧誘も看板も全く見当たらない。いたのはメイド姿でチラシを配る女性たちだ。

town20151002193816.jpg

エウリアンは絶滅してしまったのか――。ちょっぴり残念な気持ちで中央通りを北に進む。もうすぐ東京メトロ銀座線末広町というところで......エウリアンらしき女性を見つけた。

大人しそうな男性にチラシを配り、受け取った人に数メートルほど寄り添って勧誘する。しかし中に入る人は誰もいなかった。

建物を撮影しようとカメラを向けると、気配に気づいた彼女は背を向けた。筆者が店に近づいても声をかけない。まるで無視をするかのように。

入口前のテーブルに置いてあったポスターカードを眺めていると、中から女性が出てきた。最初は笑顔だったが、「エウリアンをご存じですか?」と尋ねた瞬間、引きつった笑顔で次のように言った。

「なんですかそれ? 私ははじめて聞きますね。わざわざそんなことを尋ねにきたんですか?」

店内には別の女性スタッフの姿もあったが、もう相手にされることはないだろうと察して、その場を去った。

意外なところにエウリアン?

似たような営業スタイルの画廊は秋葉原だけではなく、あちこちの繁華街で見かける。目撃情報が多いのは新宿や池袋だ。
エウリアンを見つけるべく、新宿歌舞伎町や池袋の北口・東口を歩いた。しかしそれらしき店舗も勧誘する女性も見当たらない。
池袋のロマンス通りはチラシを配る女性にあふれていたが、彼女たちはマッサージの店員みたいだ。その中の1人はたどたどしい日本語で仲間と会話していた。

新宿・歌舞伎町
新宿・歌舞伎町
池袋北口のロマンス通り
池袋北口のロマンス通り
池袋東口のサンシャイン通り
池袋東口のサンシャイン通り

「やっぱりエウリアンへの風当たりは強いのか......」と思いながら、新宿の隣駅の大久保界隈を歩いていると......画廊があった。全く予想していなかった場所だ。

店舗は大久保駅と新大久保駅のほぼ中間、大久保通りに面している。商店街の中ではゴージャス感のある店構えだ。チラシを配る女性は背が高くてスラッとしている。寂しい独身生活を送っている男性が声をかけられたら、ふらふら~と立ち寄ってしまっても不思議ではない。
店内にはグスタフ・クリムトやクリスチャン・リース・ラッセンなどの作品が展示されている。
受付にはもう一人女性が立っていて、さらにスーツ姿の若い男性が絵画をチェックしていた。客かスタッフか定かではない。

店の前には地べたに座っている男性が複数いる。店の雰囲気と好対照だが、スタッフは気にかけていない様子。
筆者は入口から5メートルくらい離れた位置で1分ほど観察していた。しかし、チラシ配りの彼女から声をかけられることはなかった。

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