秋葉原から「エウリアン」消滅!? その行方を追ってみた
意外なところにエウリアン?
似たような営業スタイルの画廊は秋葉原だけではなく、あちこちの繁華街で見かける。目撃情報が多いのは新宿や池袋だ。
エウリアンを見つけるべく、新宿歌舞伎町や池袋の北口・東口を歩いた。しかしそれらしき店舗も勧誘する女性も見当たらない。
池袋のロマンス通りはチラシを配る女性にあふれていたが、彼女たちはマッサージの店員みたいだ。その中の1人はたどたどしい日本語で仲間と会話していた。
「やっぱりエウリアンへの風当たりは強いのか......」と思いながら、新宿の隣駅の大久保界隈を歩いていると......画廊があった。全く予想していなかった場所だ。
店舗は大久保駅と新大久保駅のほぼ中間、大久保通りに面している。商店街の中ではゴージャス感のある店構えだ。チラシを配る女性は背が高くてスラッとしている。寂しい独身生活を送っている男性が声をかけられたら、ふらふら~と立ち寄ってしまっても不思議ではない。
店内にはグスタフ・クリムトやクリスチャン・リース・ラッセンなどの作品が展示されている。
受付にはもう一人女性が立っていて、さらにスーツ姿の若い男性が絵画をチェックしていた。客かスタッフか定かではない。
店の前には地べたに座っている男性が複数いる。店の雰囲気と好対照だが、スタッフは気にかけていない様子。
筆者は入口から5メートルくらい離れた位置で1分ほど観察していた。しかし、チラシ配りの彼女から声をかけられることはなかった。