「お好み焼きは地元のキャベツで!」 収穫量30位、広島県の新たなる野望

2013年10月 9日 18:31

キャベツといえば、ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜の代表格だ。なかでもビタミンCは数枚で1日の所要量を満たすといわれる。

農林水産省の「作物統計」(2011年)によると、もっとも収穫量の多いのは群馬県で、2位以下には愛知、千葉、茨城が続く。この4県で全国の収穫量の半数以上を占める。

嬬恋村のキャベツ(嬬恋村ウェブサイトより)
嬬恋村のキャベツ(嬬恋村ウェブサイトより)

工業県の愛知が2位というのは意外だが、キャベツの生産の歴史は愛知が全国でもっとも古い。明治時代に名古屋市近郊の都市園芸としてはじまり、今ではおもに豊橋市など東三河地域で栽培されている。

一方、「キャベツの大型消費県」であるはずの広島県は、なぜか全国30位。残念なことに県内自給率は1割にも満たないという。そこで県は「広島のお好み焼きは広島のキャベツで」を合言葉に、大増産計画を推進しはじめた。

自給率1割未満の屈辱(iyoupapaさん撮影)
お好み焼き

県のウェブサイトには「キャベツの栽培をはじめませんか?」というページを設け、「ハウスなどの高額な初期投資が不要」「省力化栽培が可能」などと利点をアピールしている。

これには、同じお好み焼きの必須アイテムであるオタフクソースも手を差しのべた。2010年に広島市内に専用の農場を開設し、キャベツの自主栽培に乗り出している。また、お好み焼きに向く品種の試作を、地元の生産者団体と連携して行っている。

社員によるキャベツ食べ比べ(ブログ「お好み焼課が行く」より)
社員によるキャベツ食べ比べ(ブログ「お好み焼課が行く」より)

このような取り組みのかいもあって、2011年の広島県のキャベツの栽培面積は前年比で2割以上伸びている。ソースに続き「お好み焼きには広島キャベツ!」と全国にその名をとどろかす日が来るかもしれない。

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