決闘罪、逮捕者が多いのはやっぱり××県だった...
2014年7月24日、「携帯アプリで決闘約束 中学生(当時)13人を福岡地検に送致」という、西日本新聞の報道があった。
それによると、福岡県警福岡中央署は、昨年11月に福岡市内で決闘した中学生13人を、決闘罪で福岡地検に任意送致したと発表。当時中学生だった少年が携帯電話のアプリで決闘を約束し、それぞれ6人ずつ集合して、福岡市中央区の公園で決闘をした。また別の中学生1人が立会人になったとのこと。
決闘罪とは、なんと明治22年に制定された「決闘罪ニ関スル件」のことで、現行の刑法が施行される前の法律だ。維新後20年も経ったとはいえ、士族の中にまだ「果し合い」の風習も残っており、また決闘を賛美する風潮もあったため、明治新政府が定めた法律である。「るろうに剣心」の少し後の時代といえば、納得する人もいるかもしれない。
制定以来100年以上も経過したが、実際にはほとんど適用される機会はなかった。そのため、今回のニュースでも「そんな犯罪あるんだ......」と驚く人が少なくない。 もっとも実際には、暴走族の抗争などでちらほら適用されているようだ。