決闘罪、逮捕者が多いのはやっぱり××県だった...
「K-1」まねて決闘
そこでJタウンネット編集部では、1990年代から最近までの決闘罪に関する報道を新聞データベースで調べてみた(「日経テレコン」に登録されている地方紙、および読売新聞が対象)。
1999年6月9日の西日本新聞に、「殴り合いで高1死 決闘容疑で9少年逮捕 警視庁」という記事を発見した。場所は東京である。
2001年10月10日の山陽新聞には、「決闘容疑で3人を追送検 総社署など」という記事がある。場所は岡山だ。2002年9月26日の西日本新聞に、「決闘容疑 少年13人逮捕 暴走族のけんかに 立会人含め一斉摘発 県警」、場所は福岡。
2002年10月4日の読売新聞に掲載されている広島県呉市での事例では、「県内では昭和四十年代に一件あったという」と解説されているぐらいだから、このころにはほとんど忘れ去られていた罪名だったようだ。それが2005年あたりから増え始め、かなり頻繁に見るようになる。「「K-1」まねて決闘」(東京・神奈川、2005年)、「携帯電話ブログに挑戦状」(宮城、2008年)など、時代性を感じるものも少なくない。