鳥取二十世紀梨館の「ナッシー」、先輩なのにふなっしーのパクリ扱いされる悲劇

2014年5月14日 18:13

全国で人口最少の鳥取県。最近はスターバックスが全国で唯一ないことで知られているけれども、なんといっても本来の売りは「二十世紀梨」。県を代表するフルーツとしての誇りがある。

2001年にオープンした「鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館」(倉吉市)は、総敷地面積5400平方メートルを有し、総工費は53億円の博物館。館内には幅20メートルの梨の巨木が広がり、試食コーナーでは3種類が食べ放題だ。果樹農家の苦労話を語るロボット人形やジオラマまで設置されている。入館料は300円。

鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館(jim212jimさん撮影、Flickrより)
Nashi

鳥取県がこんなに力を入れているのだから、梨の生産量は当然日本一......と思いきや、生産量は全国4番目にとどまっている。長い間1位だったが記念館完成の翌年から3位から6位の間をウロチョロ。ちなみに現在の1位は、梨の妖精「ふなっしー」の地元千葉県だ。

ふなっしーよりも早く生まれたのに(悲)

さらに2014年5月13日にフジテレビ系で放送された夜のバラエティ「有吉弘行のダレトク!?」で、同施設はこともあろうに「がっかりご当地」として紹介されていた。

番組がクローズアップしたのは、2010年に誕生した記念館のマスコット、梨をモチーフにした「ナッシー」だ。

2011年11月に活動を始めた「ふなっしー」の先輩にあたるにもかかわらず、「ふなっしーに対抗して売り出した...」と番組は紹介。積極的に活動していなかったのかもしれないが、ネット上には誤った情報が伝わっている。

でも当人も乗っかってる

これらに対し怒り(半分笑い)の投稿がツイッターに寄せられている。

番組調査員の前に現れたナッシーはしゃべらないキャラ。館長とナッシーは、ふなっしー人気にあやかりたい感がにじみ出ている。館長が通訳を務めるも、中から聞こえてくるのは男の声。

「ふなっしー君と同じように身動きがとれるよう、これから練習して頑張りたいです」
「ふなっしー君は活動的ですからね、うらやましいですよ」
「(大変なことは何ですかという問いに対して)重たい...」

さらに調査員の「人が入っているんですか?」という引っかけ質問に、館長が「入ってます!」と見事釣られる場面も。

鳥取県の首位奪還の可能性は?

なぜ鳥取県が梨の生産量で千葉や茨城、栃木といった関東勢の後塵を拝するようになったのか。20世紀中は鳥取&二十世紀梨の天下だったが、「幸水」や「豊水」などの後発種に消費者の人気が移ったからだ。栽培が比較的難しく収穫時期がやや遅いという欠点も影響している。

さらにいえば、二十世紀梨のルーツは千葉県松戸市。1888年、13歳の少年が親類宅のゴミ捨て場に生えていた苗木を見つけ育てたところ、成熟した果実が美味だったため全国に広まり、1904年に鳥取へ伝わって栽培されるようになった――という歴史がある。

梨の生産量では順位を後退させたが、消費量で鳥取(市)は今なお全国ダントツの1位を保っている(総務省の家計調査調べ)。

ここはひとつナッシーに頑張ってもらい、ふなっしーの先輩であることをアピールすることで知名度が高まれば、二十世紀梨の人気が再浮上するかもしれない。

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