ケーブルカーを降りると、待ち構えるのは大量の石仏 比叡山にある幻の駅「ほうらい丘」がまるで異世界だった
比叡山と聞いて、読者は何を思い浮かべるだろうか。
恐らく、多くの人は「延暦寺」(滋賀県大津市)だろう。
平安時代初期の僧・最澄が開いた天台宗の総本山だ。あの戦国武将織田信長と対立し焼き討ちに合うなど、日本の歴史上、重要な場所であることは間違いない。
この比叡山に向かうルートに、比叡山鉄道坂本ケーブルがある。大津市坂本から比叡山延暦寺をつなぐ、全長2025メートルのケーブルカーだ。この坂本ケーブルについて、次のようなツイートが投稿され、いま話題となっている。
写真には、赤い前掛けをした多くの石仏が見える。これはいったい何だろう?
それに、「坂本ケーブルの途中わざわざ乗員に止めてと言わないと止まらない駅にそれはある」というコメントが添えられているが、どういうことか?
Jタウンネット編集部は、投稿者の「ジャミラは崩れた」(@sunaaji)さんと、比叡山鉄道坂本ケーブルに、詳しい話を聞いてみた。