遼寧省、地域の総合的な活性化を推進するために国際協力を幅広く追求

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【瀋陽（中国）2023年10月26日新華社＝共同通信JBN】遼寧省を代表するハイレベル経済貿易代表団が、10月中旬にドイツ、サウジアラビア、ロシアを訪問しました。その目的は、友好訪問、経済・貿易交流、産業振興、その他のアプローチを通じて、これらの国々との交流と協力を強化することです。代表団はまた、協力を深めるために主要な企業や地域を訪問しました。代表団の到着は、各地で大きな注目と好意的な反応を集めました。

遼寧省の主要幹部が率いる代表団は、まず11日から13日にかけてドイツを訪問し、BMWグループとシーメンスを特別訪問しました。遼寧省の瀋陽市は、BMWグループにとって世界最大の生産拠点であり、自動車メーカーの新エネルギー車センターのひとつとなっています。また、シーメンスは数年前、同省のShenfu Reform and Innovation Demonstration Zoneにエンパワーメントセンターを設立しました。遼寧省人民政府情報弁公室によると、遼寧省はドイツ企業との実りある協力関係を次の段階へと発展させ、相互利益を促進することを望んでいる。

14日から15日にかけてのサウジアラビア訪問で、代表団はサウジアラムコ本社を訪問しました。今年3月、837億元を投資して建設されるHuajin-Aramco Fine Chemical and Raw Materials Projectが、遼寧省磐進市で着工しました。これは、中国とサウジアラビアの全面的な戦略的協力プロジェクトであり、両国の首脳が共同で立ち会い、推進しています。サウジアラムコは世界最大の石油生産ものであり、Huajin-Aramco projectはサウジアラムコにとって中国への最大の投資です。遼寧省の数十億元規模のファインケミカル生産基地は、両者の継続的な綿密な協力関係を象徴するものであり、その計り知れない潜在力が注目されています。

最後に、代表団は16日から19日までロシアに滞在し、ロシア連邦議会上院議長や極東・北極圏発展副大臣と会談したほか、遼寧省と古くから交流の盛んな沿海地方を訪問しました。遼寧省の設備製造、鉄道輸送、電子情報などの分野における産業上の優位性と沿海地方の港湾、鉱業での強みを融合させることを目指し、双方はより質の高い産業協力プロジェクトの創出に努めました。代表団はまた、遼寧省の大連と沿海地方のウラジオストクという2つの友好都市を結ぶ新しい直行便の就航式典にも出席しました。

中国の工業大省のひとつとして、遼寧省は伝統産業の転換とアップグレードを加速させており、現在、省全体の社会経済開発は順調に進んでいる。遼寧省は、地域の総合的な活性化を促進することを目標に、より実践的な成果を促進するために、引き続き国際協力を深化・強化していきたいと考えています。

ソース：Information Office of the People's Government of Liaoning Province