「昔は、たばこが安かった」←いったい、どのくらい?たばこの歴史と社会情勢を探る
値上げが止まらない、たばこ。2020年10月1日、たばこ税が増税されたことは記憶に新しい。
筆者は21年1月時点、一箱540円(税込み、以下同)のメビウスを吸っている。
初めてメビウスを吸ったのは、2016年。その時は、一箱430円だった(16年4月の値上げ前)。昭和生まれの先輩記者に話を聞けば「昔は、もっと安かった」と口を揃えて言うのだから、なんとも羨ましい。

昔って、どれくらいたばこが「安かった」のだろうか。気になった筆者は、「たばこ」の歴史と文化をテーマとする「たばこと塩の博物館」(東京都・墨田区)へと向かい、たばこの歴史を調べてみることにした。