チャンスはつかむもの? チャンスはつくるもの!
2020.09.28 07:00
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「チャンス」と「オポテュニティ」
日東精工というねじの会社の人財教育本『人生のねじを巻く77の教え』には「チャンス」と「オポテュニティ」の違いを紹介するものもありました。
Opportunity(オポテュニティ・機会)という英語にはPort(港)が含まれているように、かつて海洋貿易のときにどこの港に積み荷を降ろすかで、そのタイミングなども含めて利益の幅が大きく変わってきたそうです。いま、自分のもっているものをどう生かすか、常に最善を探すのがオポテュニティ。たとえばBという港で荷を降ろせば大きな利益を得られるのに漫然といつものA港に荷を降ろして、みすみす得られるものを放棄してしまう、これをオポテュニティロス・機会損失というのです。
一方、「チャンス」には少し棚ぼた的な要素があります。
たとえば一打サヨナラの場面に打席がまわってくる。これが自分になるのかそうでないのかは、自分だけの力ではどうしようもありません。あるいは連続試合ヒットの記録をとらせようとか、サイクルヒットのチャンスを与えようと、仲間ががんばって打席がもう一度まわってくるように応援してつくってくれるチャンスもあります。
偶然、あるいはまわりがお膳立てしてくれたチャンスに力を発揮できるよう、チャンスを生かすよう、ふだんからの努力はもちろん大事です。そして同様に、自分に与えられた場所、機会(オポテュニティ)をどう捉え、生かしていくか。これもチャンス、しかも、こちらは自分自身でつくり、見つけられるチャンスであるといい換えられるでしょう。