チャンスはつかむもの? チャンスはつくるもの!
2020.09.28 07:00
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チャンスをしっかりチャンスととらえる感性
「宝塚ボーイズ」に入団するのに特別な選抜テストはありません。
入団説明会を何回か開いて、チームの理念を親子に説明し理解納得してもらうようにしていますが、希望する子どもは分け隔てなく受け入れています。
同じ年齢・学年でも体格の差はありますし、素質のあるなし、上手い下手もあるので、それらを勘案してレベルに応じたクラス分けをして練習をすることになります。下級生でも上へとステップアップできる一方で、その逆、上から下へということも起こり得るのです。体が小さく上達のスピードも遅いので、下級生が多いクラスになる子どもも出てくるのですが、そんなとき、その子が甘んじて漫然と練習をしていると、コーチから〝指導〟が入ることになります。
「いいか。きみはほかの子どもたちよりチーム経験が長いだろう。技術的なことだけでなく、いままでここで学んだこと、得られたことがいっぱいあるだろう。なぜ、それをみんなに伝えようとしないんだ。みんなをリードしていけるやろ、なぜそれをやらないんだ」
と問いかけるのです。