「綺麗すぎてアニメやゲームの映像なのかと錯覚する」 北海道・利尻の春の風物詩「群来」は知らなきゃ損
「利尻の海で起きるこの『群来』って現象を春の利尻観光の目玉にならないだろうかと思ってる」
2026年4月15日、そんな呟きと共に、ある美しい光景がX上で紹介された。
深い青色の海に、ミルキーな白が混ざっている。背景の利尻富士とあわせて、壮大な光景だ。
「群来」とは、「くき」と読む。春になると、ニシンの大群が産卵のために沿岸へ押し寄せ、海が一面乳白色に染まるという幻想的な現象のことだ。
綺麗すぎてアニメやゲームの映像なのかと錯覚するけど利尻島で今まさに見れる景色なんだよなぁ。
— まつ@利尻富士町地域おこし協力隊 (@rishiri_ma) April 15, 2026
今日利尻にいる人はラッキーだよほんと。 pic.twitter.com/7ruJ1wT3IM
もっと近くに寄ってみると、海はどこかパステルグリーンに近いような白色で、そこを進む船はまるで雲をかき分けて泳いでいるかのよう。たしかに、美しい。
「綺麗すぎてアニメやゲームの映像なのかと錯覚するけど利尻島で今まさに見れる景色なんだよなぁ」とも語りながらこの光景を紹介したのは、利尻富士町地域おこし協力隊の「まつ」(@rishiri_ma)さん。
利尻の海の「群来」の魅力とは。まつさんに、激オシの理由を聞いてみた。
「群来」を北海道全体の春の風物詩に
投稿者・まつさんによると、話題の写真の撮影日時は4月15日午前9時30分頃。場所は利尻富士町鴛泊字野塚の沿岸だという。
朝、出勤前の7時30分に「野塚で群来ている」との情報を受け、撮影のために現地を訪れた。
「今年の島内での群来は投稿した日で4回目で、近年の傾向からすると少なく、規模も小さくなっていたため、やっと見応えのある規模できてくれたなという感想でした」(「まつ@利尻富士町地域おこし協力隊」さん)
「まつ」さんの出身は札幌市。2年前に利尻富士町地域おこし協力隊に着任した。「群来」については、2年前着任後に初めて知ったという。
「群来」は、60年ほど前に途絶えたが、2019年に復活し、近年はほぼ毎年確認されている。札幌に近い小樽でも見られるというリプライに対しては、こう力説する。
「小樽と利尻では群来の時期がズレるので、2・3月は小樽、3・4月は利尻のように、北海道全体の春の風物詩として観光の目玉になるのもいいと思います!」
「4月の今は湿原の水芭蕉や座禅草、海を見れば泳いでるトド、山は雪が残り真っ白で白い恋人のパッケージの景色が広がります!」
「知られてないという最大の欠点を除けば、時期によってそれぞれの良さがあったりします!」(「まつ@利尻富士町地域おこし協力隊」さん)
「春の利尻だとニシンを追いかけて回遊してるトドが見れたり、北海道銘菓の『白い恋人』のパッケージと完全に一致する利尻山の景色だったり、都会では見ることのできない景色が好きです」と、「まつ」さん。着任2年で、すっかり利尻にはまってしまったようだ。
「利尻なら群来で染まった海と雪の残る利尻山が一緒に見れたり、利尻でしか見られない景色もあるんだけどなぁ」(「まつ@利尻富士町地域おこし協力隊」さん)
利尻なら、他では提供できない価値もプラスできると胸を張る。
「群来」という現象に出合えるなら、それはそれでラッキーだが、それ以外の魅力もたくさんあるのが、利尻。とにかく、行ってみるしかない。
利尻の海で起きるこの『群来』って現象を春の利尻観光の目玉にならないだろうかと思ってる。
— まつ@利尻富士町地域おこし協力隊 (@rishiri_ma) April 15, 2026
来れば必ず見られるわけじゃなくて運次第なんだけど、だからこそ価値があるものとしてみんなに知ってほしいんだ。 pic.twitter.com/kXucghe4vZ