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お尻とお尻が...アルミケースの上に背中合わせに座る二人 すると相手は包みを取り出して(宮城県・50代男性)

Jタウンネット読者

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2026.02.27 20:30
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混雑する新幹線で席に座れず、やむなくデッキに。

そこで出会った人と過ごした2時間が、一生の思い出になりました。

宮城県在住の50代男性・でぐまさんからのおたよりを紹介する。

その昔、新幹線で(画像はphotoAC)
その昔、新幹線で(画像はphotoAC)

<でぐまさんからのおたより>

時代は昭和から平成に変わろうという頃、私は仕事で、たびたび東海道新幹線を利用していました。

その日は仙台から岡山までの移動。東京駅の新幹線ホームは自由席を求める人で長い列ができていて、私が乗り込んだ列車もすぐに座席が埋まり、デッキに乗り込むのがやっとでした。

写真を撮る仕事をしている私は大型のアルミケースを持ち歩いており、こういう時にはケースに座ることができたのです。

デッキに立っていたおばあさんに...

デッキには立っている人が数人いて、その中にお婆さんを見つけたので、

「よかったらどうぞ」

と、アルミケースに座ってもらいました。

席がない時には(画像はphotoAC)
席がない時には(画像はphotoAC)

お婆さんは疲れていたようで、恐縮しながらも礼を言って座ってくれたのですが、ケースの半分のスペースに私にも座るように勧めてきます。

私が立ったままなのは逆に気を使わせてしまうので、お婆さんと背中合わせに座りますが、お尻とお尻がフィットしてしまいます。

それも笑いにしながら、旅の用件やお孫さんのこと、旦那さんの仕事のことなど、おしゃべりできました。

その場が笑いに包まれ

少しすると、お婆さんは大福もちの包みを出して、私とその場にいた人たちに振る舞ってくれたのです。

ところが、大福をつかむと粉が落ち、食べると「プッ」と粉が舞い、その場が笑いに包まれました。

いちど出張に出ると、10日間ほどは業務でしか人と接しない私には、ゆったりとしたお婆さんのお喋りと、大福の「粉騒動」が心地良かったものです。

デッキの皆と粉騒動(画像はphotoAC)
デッキの皆と粉騒動(画像はphotoAC)

お婆さんは名古屋で下車したので、たった2時間ほどの"お尻合い"でしたが、帰省ラッシュなどのニュースで混雑した新幹線ホームを見ると、今でも思い出します。


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