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「最高すぎ。泊まりたい」 滋賀・大津の古町家改修ゲストハウスに注目...昭和初期のおもかげが美しい

松葉 純一

松葉 純一

2026.02.08 15:00
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「昭和8年4月12日建立」の上棟札発見

「りせん」さん(@mido25risen)の投稿より
「りせん」さん(@mido25risen)の投稿より

次に、Jタウンネット記者は「大津町家の宿 粋世」に話を聞いた。取材に応じたのは、オーナー・経営者の高木紗央里さんだった。開業のきっかけをこう話してくれた。

「2015(平成27)年に当時空き町家となっていたこの物件と出会いました。弊社が購入できないと解体され、コインパーキングやマンション建設用地になるかもしれないとの話で、なんとかこの空き町家を保存利活用できないかと考え、購入に至りました」

そして、ゲストハウスとして活用することになった。

なぜ、その形を選んだのか。

「大津のまちなかは2時間歩いても外国人にはほとんど出会うことはありません。
また築100年以上の町家は、どんどん失われている状況がありました。そんな中で昔ながらの和菓子屋、漬物屋、酒屋、銭湯などが宿場町のなごりを現在に残していました」
「このまちなかから10分ほど歩くと日本一の琵琶湖や神社仏閣、その他優れた観光資源があります。隣の京都には外国人観光客で賑わっているにも関わらず、大津には外国人が少ない状況でした。
そこでせっかくある資源を活用し、大津のまちなかに外国人観光客を呼び込むゲストハウスを作ろうと考えました」(高木紗央里さん)
「りせん」さん(@mido25risen)の投稿より
「りせん」さん(@mido25risen)の投稿より

リノベーション作業中に、屋根裏から「昭和8年4月12日建立」という墨書きされた上棟札が発見され、建築年月が判明したという。文化財として登録するため、調査を行うと、旧吉川家が米穀商として商いを行っていたことが判明した。

「今回の改修工事にあたり可能な限り、当時の姿をそのまま残し当時と同じ素材を使い復元することにしました」と高木紗央里さん。

「今回の改修工事では、床、壁、天井、建具に至るまで可能な限り建築当時の姿を残し、新たにやり替えを行った箇所も当時と同じ材料で再現することにしました。
水回りなど設備の部分、断熱などは宿泊者様が快適に過ごしてもらえるよう改修しています。これにより当時の姿を残しながらも快適性を確保した建物となっています」(高木紗央里さん)

この建物は、伝統的な町家建築でありながら、洋間が設えられていおり、和洋折衷の生活様式がそのまま再利用されている。また館内の家具類もこの家で使われていたものだという。

「日本のお客様には懐かしさを感じ、外国のお客様には日本の伝統と文化を感じていただいているようです」
「コミニティースペース(談話室)から見える中庭や坪庭、奥へ伸びるトオリニワ、吹き抜けの小屋組みなど、館内の見どころも多く、皆様に昭和レトロを感じ喜んでいただいています」(高木紗央里さん)

高木オーナーは、「多くの方に滋賀、大津の魅力を感じてもらい、粋世での滞在を楽しんでいただけたらと思います。皆様の来館をお待ちしております」とコメントしている。

〒520-0046滋賀県大津市長等3-3-33 大津町家の宿 粋世

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