〝子ガメの体重測定〟が激しすぎて「かわいい」「ジワる」 三重・道の駅ウミガメ公園のポストに10万人破顔
体重を測られ慣れてない子ガメ https://t.co/zrlpVDniZk pic.twitter.com/rnNsXmTaMg
— 道の駅ウミガメ公園【公式】 (@umigame_kouen) November 22, 2025
三重県の最南端、紀宝町(きほうちょう)にある「道の駅ウミガメ公園」が公式アカウント(@umigame_kouen)で紹介した2本の映像の対比が、X上で多くのユーザーを笑顔にしている。
まず、2025年11月21日に投稿されたのは「体重を測られ慣れしてる子ガメ」というポストだ。
青い洗面器にソッと入れられた子ガメは、ふちに身を預け、脱力。
温泉に入っているかのような、とてもリラックスした様子だ。
そして10秒足らずで体重測定を終え、落ち着いた様子で洗面器から連れ出されていく。
しかし22日に紹介された「体重を測られ慣れてない子ガメ」はというと......。
計量完了までの時間差、30秒!?
前日の投稿と同じように子ガメが洗面器に入れられるのだが、この子は激しくヒレをバタバタ。大暴れして、容器から必死に飛び出そうとしている。
あまりに動き回るものだから、スクリーンショットを撮ろうとしたら、ブレブレになってしまった。
バタバタ子ガメは人の手と格闘し、半分出かかっては連れ戻され、ひっくり返ったりひっくり返されたりした後、諦めたようにおとなしくなる。
慣れている子が10秒足らずで測定終了していたのに対して、こっちの子は計量終了まで約40秒。
慣れてなさすぎる子ガメには10万件を超える「いいね」のほか、こんな声が寄せられている。
「わー!なにすんだ!やめろ!」
「空飛んじゃいそう」
「ジタバタかわいい」
「これは...可愛いが暴れている」
「ジワるwww」
「鍋で煮られると思ってそう」
「前世にスープにされた記憶が......?」
「最後『カメはもうダメです...』になってる」
この子の暴れっぷりは、多くのXユーザーの心をつかんだようだ。
この「慣れ」の差はどこから来るのか? Jタウンネット記者は道の駅ウミガメ公園に詳しい話を聞いた。
経験の差よりも、個体差!?
「道の駅ウミガメ公園」は全国で唯一のウミガメ保護施設が併設する道の駅だ。施設内にある「ウミガメ水族館」で、ウミガメの保護・飼育を行っている。
もちろんショッピングも楽しめる。水族館と道の駅が合体した、きわめてユニークな場所だ。
Jタウンネットの取材に応じた道の駅ウミガメ公園のXアカウントの中の人によると、話題の動画は11月20日、「記録のためにウミガメの体重を量っているところを撮影した」という。
特に「慣れていない子ガメ」の動画が大きな反響を呼んだことに対する受け止めを尋ねると、こう答えた。
「普段はおっとりしているカメが、このような俊敏な動きをするのが、皆さんからしたら意外だったのかもしれません」(「道の駅ウミガメ公園【公式】」中の人)
たしかにスローなイメージがあるカメさんとは信じられないほどの、スピーディーな身のこなし。カメさんにもこんな一面があったとは、ただただ驚くしかない。
ところで、「慣れてる子ガメ」と「慣れてない子ガメ」は、どれくらいの経験の差があるの?
「どちらも同じような頻度で量られているのですが、それぞれ慣れるまでに個体差がありこのような反応の違いがあるのだと思います」(「道の駅ウミガメ公園【公式】」中の人)
経験の差というよりも、個体差らしい。
体重測定で苦労している点を聞くと、「慣れる個体は回数を重ねる内に勝手に慣れてくれるのですが、慣れない個体は、なかなか慣れません。どうしたら慣れるのかよくわからないのが一番困るところです」と、中の人。
ちなみに、印象に残った反応も聞くと、「『人間の子どもみたい』というコメントがあり、人の子育ても大変そうだな〜と思いました」とコメントした。
大暴れのちいさな命を育てている皆さん、お疲れ様です。
さて、「道の駅ウミガメ公園」では、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイなど、20種類以上のカメを飼育中。
カメたちを間近に見てみたい読者は、三重県の最南端まで足を運んでみて。
道の駅紀宝町ウミガメ公園
所在地:〒519-5711 三重県南牟婁郡紀宝町井田568-7アクセス:公共交通機関...JR「熊野市駅」から「新宮駅」行バス30分「井田舞子」下車すぐ/車...熊野大泊ICから約30分
営業日:年中無休
営業時間:ウミガメ水族館は午前9時~午後6時 公式サイト:https://umigame.info/