煮干しの中に紛れてた〝エイリアン〟に4.9万人注目「鳥肌が止まらん」「こんなの出てきたら泣き喚く」
その正体は...
取材に応じた同館学芸員の柏尾翔さんによると、れぴむさんが発見した〝謎生物〟の正体は「ウオノエの仲間」とのこと。
「ウオノエ」は魚類の体表や口腔内などに寄生する小型の甲殻類だ。海を漂って生活する幼生期には、カタクチイワシやその稚魚に混じってよく漁獲されるという。
「地域によっても漁法は異なりますが、煮干し等の原料となるカタクチイワシを漁獲する際に、他の魚類や甲殻類、軟体動物などが一緒にとれるのはよくあることです。これらは加工の過程で選別され取り除かれることがほとんどですが、サイズが小さいものもあり完璧に除去するのは簡単ではありません」(柏尾さん)
柏尾さんは、魚の口の中にいるウオノエの仲間の写真も、見せてくれた。
かなり衝撃的な姿なので、心の準備をしてほしい。準備してもらうために、いったんキレイなコキアの写真を挟みます。無理そうな人は薄目でスクロールして文章部分まで飛ばしてください。
煮干しの中に入ってたやつも相当エイリアンだったが、乾燥していない状態だとさらにエイリアンである。
しかし、魚の口の中に入るほど小さいとなると、確かに取り除くのは困難を極めるだろう。
では、ウオノエの仲間が煮干しなどに入っていた場合、食べてしまっても問題ないのだろうか?
柏尾さんによれば、「問題ない場合がほとんどです」とのこと。ただ、エビやカニなどと同じ甲殻類の一種であるため、アレルギー体質の人は注意が必要だ。
「見慣れない見た目に驚くかもしれませんが、身近な海にすむさまざまな生き物を知る一つの機会ととらえていただけると嬉しい限りです」(柏尾さん)
確かなことは、オヤツの煮干しの中からアイツが出てきても、怯える必要はないということ。
ラッキーが混入したと思って、じっくり観察してみるのもいいだろう。
きしわだ自然資料館
【チリメンモンスター実習について】https://www.city.kishiwada.lg.jp/site/shizenshi/chirimonjissyunitsuite.html
煮干し食ってたら魚じゃないっぽいビジュの奴出てきたんだけど、何ていう人なんだろこれ?
— れぴむ (@rrepm) November 11, 2025
エビにもカニにも見えない謎いビジュ?? pic.twitter.com/XEZfnjT7Kt