「こりゃきれいだ」「死ぬまでに行ってみたい」 朝の湖畔にそびえる〝泊まれる文化財〟の美しさに感嘆
朝の湖畔にそびえる秋田杉の建築
投稿者・吉宮晴紀さんによると、十和田ホテル外観写真を撮影したのは、8月10日の朝5時ころだった。
「朝、十和田湖を車で一周しようとホテルを出ようとしたときの姿が、朝日に照らされてとてもきれいでしたので、写真に収めました。
鳥の声だけが聞こえる、静かな朝の湖畔にそびえる秋田杉の建築は、昔から変わりない美しさなのだと思います」(吉宮晴紀さん)
吉宮さんが十和田ホテルを訪ねたのは今回が初めてだった。
全国に歴史ある建物のホテルはいくつかあるが、宮大工が和風に建てたホテル建築がどのようなものか、ずっと興味があったという。
「秋田杉に覆われた外観や、趣向の凝らされた吹き抜け空間は、予想を超える精密さで驚きました」
「また部屋は意外にシンプルな和風で、ゴテゴテとした豪華さのない、建設当時のモダンなセンスによるものなのかなと思いました。内装の一部は新しいのですが、非常に丁寧に改修されているために既存部分との違和感がなく、それも大きな特徴と思いました」(吉宮晴紀さん)
「泊まれる文化財」にこだわる吉宮晴紀さんが、その美しさを絶賛する十和田ホテル。一度は泊まってみたい、と思った読者もいるだろう。
秋田県と青森県の県境にある十和田湖を望む宿は、車がなければかなり行きづらいが、バスで行けないこともない。
思い立ったが吉日ということで、旅の計画を立ててみては?
〒018-5511 秋田県鹿角郡小坂町十和田湖鉛山 十和田ホテル
ときやど 吉宮 晴紀 ときを感じる お宿図鑑: スケッチで巡るレトロ建築ガイド
「十和田」と聞くと青森県かと思いますが、実は十和田ホテルの所在地は秋田県。
— 泊まれる文化財の世界 ✺『お宿図鑑』著者 ✺ (@rninopon) August 12, 2025
使っている木材も秋田杉です。美しい。 pic.twitter.com/uMhYt0U1GV
なんと美しい吹き抜け空間だろうか!
— 泊まれる文化財の世界 ✺『お宿図鑑』著者 ✺ (@rninopon) August 11, 2025
ずっと来たかった十和田ホテル。入った瞬間から素晴らしい。 pic.twitter.com/TccK5iLof3