「こりゃきれいだ」「死ぬまでに行ってみたい」 朝の湖畔にそびえる〝泊まれる文化財〟の美しさに感嘆
一度は泊まってみたい宿――それは、皆さんにとってどんな宿だろうか?
五つ星の最高級ホテル。いつも予約でいっぱいの超人気旅館。たどり着くのは難しいけれど絶景を楽しめる民宿。〝泊まってみたい〟の理由にもいろんな要素がある。
「この建物に泊まってみたい」というのも、大きな動機になり得るだろう。
2025年8月12日、次のような写真がXに投稿され、話題となっている。
「『十和田』と聞くと青森県かと思いますが、実は十和田ホテルの所在地は秋田県。
使っている木材も秋田杉です。美しい」
書籍「ときを感じる お宿図鑑: スケッチで巡るレトロ建築ガイド」の著者である吉宮晴紀(@rninopon)さんがそう呟きながら投稿したのは、木造3階建ての洋館。
十和田湖畔の秋田県小坂町にある十和田ホテルだ。国の登録有形文化財にも指定されている建物である。
公式サイトでは、次のように紹介されている。
「十和田ホテルは建築当時、秋田・青森・岩手の三県から宮大工八十名を集めて技術を競わせたと伝えられています」
「建物は日本三大美林の天然秋田杉の巨木を巧みに配した木造三階建てで、外壁は杉の半丸太を張りつめています。また、各部屋の床の間、天井、格子戸などの意匠も一つ一つ異なり、それぞれが違った趣と表情を見せています」(十和田ホテル公式サイト: https://towada-hotel.com/より)
その格調高い姿にX上ではこんな声が寄せられた。
「いやーこりゃきれいだ」
「素晴らし過ぎて息を呑む......」
「絶対死ぬまでに行ってみたい」
「もうこんな木造建築を作れる大工さんや職人さん、何人いるのかな」
「今、こんな宿見つけるの大変な時代になりました!」
このように写真だけでも十分その美しさは伝わってくるわけだが、宿泊したからこそわかる魅力もあるはずだ。
投稿者・吉宮晴紀さんに聞いてみよう。