シャインマスカットを「味噌田楽」にしちゃったの...? 岡山県がまたしても〝斬新すぎる定食〟を繰り出してきた
春巻きの中からモモがとろ~り
「モモとブドウがおかずに......?」と目を疑った読者もいるだろう。だが、この2つはおかずに〝なれる〟。記者がそれを知ったのは、1年前だった。
実は岡山県は昨年もモモとブドウの新しい魅力を発信しようと、「ピオーネの肉巻き~酢豚風~」や「白桃コロッケ」を主役にした定食を考案。ももてなし家で提供していた。
記者は緊張しながらそれを食べ、フルーツが思いのほかちゃんとおかずになっていることに、驚いたのだ。
......だが、今年もそうなるとは、限らない。去年のあれは、奇跡だったのかもしれない。記者は1年前と同様、緊張しながら箸を持った。
まず食べてみたのは、「桃とブルーチーズの焼き春巻き」。
ぱりぱりの春巻きの中から、濃厚なクリームソースと共にとろとろのモモが溶けだしてくる。えっ、コレ、おいしい。意外といける、とかではなく、これはかなり、おいしい!
春巻きに使用されているのは、肉厚な岡山白桃「白鳳」。岡山白桃は繊維質の少ないとろけるような食感が特徴とのことだが、その特徴を申し分なく生かしている。
makoさんいわく、これはモモの上品な甘さやジューシーさを残すことにこだわった一品。旨みの強い鶏肉やエビとあわせ、またモモは火が入りすぎないように最後に入れたのだとか。
ブルーチーズのクセも、鶏肉やエビの旨み、そしてモモの甘みと上手く調和していて、悪目立ちしていない。AIもmakoさんも、そして岡山白桃のポテンシャルもすごすぎる。