大谷翔平、菊池雄星、佐々木朗希―― 日本人MLB12選手の〝ゆかりの地〟に激アツ「オリジナルマンホール」登場
それぞれの「物語」、それぞれのデザイン
「現代野球における日本人選手の素晴らしい活躍を称えることを目的に、世界の舞台で日本人選手たちが活躍し続ける中で、彼らの偉業だけでなく、そこに至るまでの個人のストーリーにも光を当てたいと思ったのがきっかけです」(「MLB japan」)
今回のプロジェクトのきっかけについて、「MLB japan」はそう答える。 インスピレーションの源になったのは、日本全国に広がる「ご当地マンホール」文化だったという。
「日常のインフラを、地域の誇りや芸術表現の場に変えるこの伝統と、野球のスピリットを掛け合わせることで、全国規模のインスタレーションが生まれました」
「設置されたマンホールカバーは、現在メジャーリーグで活躍する日本人選手12人を称えるためのものです。各選手の地元とも密接に関係する日本独自の文化である『マンホール』を通じて発信することで、野球を通じて日本各地を盛り上げることにつながると思いました」(「MLB japan」)
マンホールのデザインは、選手ごとに〝画風〟が異なる。これにも、理由がある。
「元々一人のアーティストとのコラボレーションを考えていましたが、各MLB選手にそれぞれのプレースタイルがあるように、選手達のマンホールにもそれぞれに合ったアーティストの要素を加えたシリーズにしたいと思い、各選手に合うスタイルのアーティスト達とのコラボレーションを試みました」(「MLB japan」)
そうして出来上がったそれぞれのデザインは、選手の出身地、通っていた学校、初めてグローブを手にした球場など、「物語」や個性にまつわる、本人にとって特別な場所に設置されているという。
熱心なファンなら、なるほどと思い当たるデザイン、設置場所となっているそうだ。
マンホールのモチーフとなったのは、大谷翔平選手(岩手県奥州市)、菊池雄星選手(岩手県盛岡市)、佐々木朗希選手(岩手県陸前高田市)、ダルビッシュ有選手(大阪府羽曳野市)、松井裕樹選手(神奈川県川崎市)、今永昇太選手(福岡県北九州市)、ラーズ・ヌートバー選手(埼玉県東松山市)、鈴木誠也選手(東京都荒川区)、山本由伸選手(岡山県備前市)、吉田正尚選手(福井県福井市)、千賀滉大選手(愛知県蒲郡市)、菅野智之選手(神奈川県相模原市)の12 人(設置順)。
各マンホールカバーには「AR」コンテンツが搭載されており、マンホールカバーをスマートフォンでスキャンすることで「AR」ショートムービーを、現地で楽しむことができる。