都会の友人に〝下品な田舎料理〟を出した母 息子は思わず怒ったが...若人たちを魅了した「新潟のおもてなし」
「皆奪い合うように食べていた」
「戻ったら皆むさぼり食ってて。こんな美味い豆は初めてだと。親はわかってるんだなと思いました」(ビバ松さんの投稿より、抜粋)
関東から来た大学生たちは、ビバ松さんが「田舎じみたもん」と感じたザル盛りの枝豆のおいしさに、打ち震えていたのだ!

ビバ松さんのポストには3000件近い「いいね」(6月10日夜時点)が寄せられ、新潟県民と思われるXユーザーからこんな声が寄せられている。
「枝豆は新潟県民の夏のソフルフード、 枝付きを買ってきて茹でまくる」
「ガチで他んとこの枝豆と全然違う、茹でてる時からすげーいい匂いするし味も甘みと旨味がすごい そんでそれをザル一杯に食うのが最高の夏」
「新潟あるある 枝豆はザルじゃないと満足できない」
「ずっと新潟にいたら、これが普通で気づかないことなんだよね」
「これぞ新潟のおもてなしですね」
新潟県 新潟市 【予約】くろさき茶豆
新潟県民の共感をがっちり掴んだ、投稿者・ビバ松さんは、〝新潟島〟育ち。新潟島というのは、信濃川河口に囲まれた、新潟市のど真ん中(新潟市中央区)の俗称だ。
Jタウンネットの取材に応じ、投稿の体験をしたのは1995年頃だったと振り返る。研究室メンバーと車で東北方面へ向かっていたところ、同行者が皆新潟に行ったことないというので、途中小休止で急遽実家に立ち寄ることになった。
「私としては、新潟も東京にひけをとらない都会だぞというお国自慢をしたかったのですね(若い)。
ところが母がおもてなしのつもりで枝豆出してきて。新潟はざるで山盛りで出すのですが、お茶うけというより手づかみでもりもり食べる日常のおかず扱いです」
「母が引っ込んだところで、都会の若者にこんな下品な田舎料理だして! と説教したのです。で、戻ったら、皆奪い合うように食べていたと。やたらうまい、香りがよい、このボリュームは初、止まらない、お土産に買って帰るとか言う始末でした」(ビバ松さん)