さすが静岡としか言えねえ! お茶と模型の聖地に生まれた新土産「緑茶野郎Tチーム」がアツすぎる
面白い企画だからこそ"お遊び"で終わらせない
「緑茶野郎Tチーム」のパッケージデザインは、ミリタリーなモチーフに絞り込んだ。国や実在の軍隊を特定しない設定とし、兵士には武器ではなく茶器を持たせることで、「なぜお茶なのか」というメッセージ性を持たせたという。
作画を担当したのは、Xユーザーたちの言っていた通り、島村英二氏。かつてタミヤに在籍し、現在はフリーランスのイラストレーターだ。
島村氏に依頼するにあたって、描かれる4人の隊員それぞれに、明確な役割とキャラクター性を設けたと村田さんは説明する。
具体的には、こんな風だ。
SHOGUN(大佐):
リーダー。湯呑みを持ち、責任感が強く、冷静沈着な戦略家。最年少で叙勲された英雄であり、眼帯と緑のベレー帽がトレードマークです。
ハンサム(中尉):
茶葉の調達係。茶缶を持ち、情報や茶葉の確保に長けた交渉担当。女性に人気がある一面も。
狂犬(大尉):
給茶担当。急須を持ち、陽気で楽観的なムードメーカー。給茶技術は天才的で、奇行も多いが信頼できる存在です。
モホーク(軍曹):
湯沸かし担当。バーナーとやかんを装備し、筋骨隆々で力仕事を一手に引き受けます。短気だが情に厚く、格闘にも長けています。
「島村先生からいただいたラフに、こちらの意図や世界観の細部をすり合わせながら、長年にわたる先生の豊富な経験と優れた表現力によって、最終的に現在の形に仕上がっております」と、村田貴紀さん。
「島村先生は、『静岡に住む画家として、いつか"お茶"をテーマに描いてみたかった』とお話しくださり、今回の『緑茶野郎Tチーム』がその念願の機会になったとのことです。
また、『戦闘シーンではなく、茶器を持った兵士という発想が新鮮で面白かった』と感じられたそうです。
『面白い企画だからこそ"お遊び"で終わらせず、これまで描いてきたプラスチック模型の箱絵と同様に、自分の絵としてしっかり完成度を高めました』と語ってくださいました」(村田貴紀さん)
購入者からは、「お土産としてこれまでにない発想で面白い」「自分のコレクション用に購入した」といった声や、箱の手触りや質感がプラスチック模型のパッケージに似ているせいか、「実際に模型かと思った」「このキットを本当に組み立てたい」といったコメントが寄せられているという。
また、「全力でふざけているのに、ちゃんとしたものが入っていて、静岡の産業を盛り上げたいという熱量が素晴らしい」という声もあった。「遊び心と本気度の絶妙なバランスに共感を寄せていただくことが多く、大変励みになっております」と村田さん。
「静岡クワザー」はシリーズ第4弾、第5弾もすでに構想中。もう試作段階に入っているとのこと。
「静岡を訪れた方々に『模型を手にしたときのワクワク感』と同じ気持ちで、静岡の特産品を手に取っていただける体験を提供したいと考えています」
そう語る村田さんが、次はどんなものを出してくるのか? 今から楽しみである。
\プラモデルではありません!/
— 【小山園】静岡の日本茶専門店 | 老舗のお茶屋 (@koyamaen) May 13, 2025
静岡茶×模型カルチャーの異色コラボ
「緑茶野郎Tチーム」ついに完成!
特殊部隊の4人が静岡の緑茶文化を習得。緑茶を飲みたくなった時はいつでも言ってくれ!
十段茶師が特別にブレンドした静岡茶ティーバッグ10個入、1,080円(税込)!!#静岡茶 #静岡ホビーショー pic.twitter.com/FKteKjILZa