通勤中、昆虫の大群に遭遇→夜になると... 体験談に14万人驚嘆「こういう行動できる人本当に尊敬する」
「意外とできないよこういうの」
取材に応じた玉川大学ミツバチ科学研究センターのスタッフによると、つねぞうさんが遭遇したのは、セイヨウミツバチの群れだ。
「繁殖期に巣で新しい女王蜂が生産され始めると、母親である巣の女王は巣内の働き蜂の一部を連れて、巣を出ていきます。
その移動の途中で、群れが木や電柱などで休むことがあります。これが写真で話題になっている分蜂群です」(同スタッフ)
休憩は一時的なもので、群れはその後、巣場所の候補地へと移動を再開する。
つねぞうさんが発見した群れも無事に「引っ越し先」が見つかったのか、27日に投稿された写真ではすでに群れの姿はなかった。


ちなみに、母親の女王蜂が出ていった後の巣では娘である新女王が巣を引継ぎ、巣が大きくなると再び分蜂をして巣を増やしていくとのこと。
分蜂時のハチは大人しく、人を刺すことは稀。放っておけばやがて移動するため、いたずらに刺激せず、近づかずにそっとしておくのが良いそうだ。つまりあの張り紙の指示通りである。
「もし近所に養蜂家がいれば、知らせれば群を回収してくれると思います。その場所に何日も留まっている場合は駆除業者に駆除を依頼してもいいと思います」(同スタッフ)

つねぞうさんが遭遇した分蜂と、彼らのため張り紙に、X上では14万件以上のいいね(30日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「貼り紙してくれた人めっちゃ優しいやーん!」
「こういうのが知識と優しさの融合」
「なんでも騒いで退治するのがいいわけじゃないよね。理解して見守る余裕を持ちたい」
「こういう行動できる人本当に尊敬する。紙貼るだけと思う人もいるのかもしれないけど意外とできないよこういうの」
貼り紙されてた! https://t.co/l8DdXD3ykR pic.twitter.com/W8fhbvfEra
— つねぞう (@tsunezo_works) April 21, 2025